■ただの“2色”じゃない! 持ち替える手間を省いたボールペン
最初に紹介するのは、Vスパークの「2色ボールペン」。名前からは普通のボールペンのように思えますが、いわゆる“2色ボールペン”ではありません。最大の特徴は2色がワンキャップになっていること。キャップを取ると、黒と赤の芯が並んでいます。書きづらそうに見えますが、試し書きすると、2色同時に書いてしまったり、どちらかの芯がもう一方の芯に干渉したりすることもありませんでした。2色とも水性インクを使用しており、書き心地もなめらかです。
発売時期は10月末予定。ペンを持ち替える手間もないので、仕事や勉強を効率よくこなしたい人におすすめです。
■書いて消せる!「身に着ける」メモ
コスモテックの「wemo」は日本文具大賞2018の機能部門で優秀賞を受賞した製品です。看護師さんが手に直接メモを書いている姿を見かけたことをきっかけに開発されました。シリコン製のバンドで、手首に巻いて使用。油性ボールペンで直接書けて、消しゴムや指で消せるのが特徴です。また、水に濡れても文字は消えません。
シリコンバンドはすでに発売中。両手が空き、メモ帳を取り出すわずらわしさもなく、スムーズに作業できます。スマートなデザインも魅力的。ほかにも、スマホやタブレットのケース型メモや、ノートPCに貼って使用するタイプのメモなどが今秋以降発売予定です。
>> コスモテック「wemo」
■ページがそのままインデックスになるノート
ノートはたくさん持ちたくないけど、企画案や議事録など内容ごとに整理したい。そんな人には、天野製作所の「Sorting Note.(ソーティングノート)」が便利。整理(書く)用のノートと整頓用のファイルを合わせて使うことで、記録を分類して整理でき、欲しい情報が必要なときにすぐに見られます。
発売時期は7月下旬を予定。ミーティング記録や企画案、学習記録など、ビジネスから学習まで、さまざまなシーンで活用できるノートです。
■めくったあとは貼る!卓上付せんカレンダー
文具業界では近年“付せん”の新製品が続々登場しています。今回のISOTでも、日本文具大賞2018の機能部門優秀賞を受賞した付せんがあります。それが、be-onの卓上型の日めくり付せんカレンダー「himekuri」です。
365日すべてに付せん加工がされており、めくったあとはメモや書類に貼れます。付せんは1週間ごとに色が変わるので、今日が何日なのかもひと目でわかります。ラインナップは、シンプルな白とグレーの「himekuri」、文房具のイラストが描かれた「himekuri文房具」、猫好きにはたまらない「himekuriねこ」、色鮮やかな「colorkuri(カラクリ)」の4種類。
「himekuri」の2019年度版は、10月1日に発売予定です。手帳よりももっと自由に日々の記録をつけたい人におすすめ。本のしおりとしても使えそうです。
■“端の折り跡”問題を解決! 回転するクリップ
クリップやホチキスでまとめた書類をめくると、端に折り跡がついてしまいますよね。些細なことですが、気になる人もいるのではないでしょうか。Factioneryの「CLIP」はそんな悩みを解消します。
クリップが回転するため、折り跡をつけずに紙をめくれます。また、複数のクリップを連結することも可能。連結しても個々のクリップは独立して回転するので、ページ数を増やせます。こちらも日本文具大賞2018の機能部門で優秀賞を受賞しています。
まとめた書類から1枚だけ抜き出したいときなどに便利。書類をきれいに管理したい人にぴったりの文具です。
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作業をスピードアップしたい人、きちんと整理したい人に向けて5つの文具を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。便利さやデザイン、見た目など、今後の文房具選びの参考になれば幸いです!
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