■縁がないデザイン、実現しました
INFOBAR xvは、3.1インチのWVGAディスプレイを搭載する4G LTEケータイ、いわゆる“ガラホ”です。カラーは「NISHIKIGOI」「NASUKON」「CHERRY BERRY」の3種類を展開します。
そもそも「au design project」は、当時の「似たようなデザインのケータイばかりでつまらない」という声を受けて始動。ふたつ折りのケータイが主流のなか、INFOBARシリーズのひな形が生まれたといいます。
深澤氏は、初代のデザインにおいて、「キーは色んな色を使っちゃいけないという常識を覆した」と述べます。もちろん今回の新モデルでも、そうしたを特徴を踏襲。
新モデルのデザインのポイントは、「縁の無いキー」。実は初代もデザイン段階では縁がなかったものの、実現できなかったとのこと。15年を経て、実現されたと聞くとどこか感慨深いものがありますね。
■機能もアップデート! ただのケータイじゃない
INFOBAR xvは、テザリング機能をサポート。また、Bluetoothでスマホと接続し、GoogleアシスタントやSiriを利用できる機能も搭載します。タブレットとの2台持ち需要を想定しているのでしょう。
単体ではLINEやプラスメッセージも利用可能。FMラジオや海外利用にも対応しています。ちなみに、細かいスペックは下記画像の通り。15年でかなり変わりましたね。
周辺機器としては、卓上ホルダーが同梱されます。置時計として使えるUIもポイントの一つです。
■クラウドファンディングでの特典を忘れずに
今回、クラウドファンディングサイトの「Makuake」にて、「新・ケータイ INFOBAR xv を応援して、名前を刻もう。」というプロジェクトが実施されます。支援者は、隠しコマンドを入力すると、自身の名がクレジットとして出てくるようになるそうですよ。
専用ケースや原寸大オブジェが付いてくるコースも用意されています。なかには深澤氏のサイン入りオブジェも! 個数には制限がありますので、気になる人はお早めに。
* * *
15周年という節目に、初代デザインをなるべく生かした開発を行い、敢えてケータイでの復刻となった新生INFOBAR。KDDIとしても「数は打たない」と名言しており、懐かしさや、シンプルさをフックに、欲しい人に刺さるモデルとなりそうですね。
ちなみに、価格は未公開ですが、「一般的なガラホより高く、ハイエンド機よりも安いくらい」になるらしいです。
>> au
[関連記事]
キャリアハイエンドモデルに匹敵!HTCがSIMフリー端末「HTC U12+」を発表!
2018上半期 注目製品ホンネレビュー[Androidスマートフォン編]
(取材・文/井上 晃)
スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。
- 1
- 2