世界中で数多くの大会が開かれ、2017年には長野県でワールドカップが開催されるなど、国内外で注目されているスポーツ、スラックライン。公園などで専用ラインを張って練習している人を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
でも、スラックラインを行うには、ちょうどいい2本の木やポールを見つけてラインを張る必要があり、好条件の場所はなかなか限られますし、「やってみたいな」と思ってもちょっと難易度が高すぎますよね。
そこで生まれたのが、玩具の自社開発やOEM制作を行うジリリタ株式会社の「スラックレール」です。ポールを縦に半分に割ったかまぼこを伸ばしたような形状で、床に置いて使うことができるアイテムで、この上でバランスをとって歩いたり片足で立つのは、その見た目からは想像も出来ないほど難しいんです。
素材は、車止めに使われている発泡ゴム。試行錯誤を繰り返した末に、安全に体幹を鍛えることができるこの素材にたどりついたのだそうです。
柔らかいので床に起伏があっても問題なく使えて安全な上、軽くてクルクルと丸めてコンパクトにできるので、持ち歩きもラクラク。また、ジョイント部を設けているので、数本をつなげたり、サークルを作ったりして、工夫次第でさまざまな遊びを生み出すことができます。
この「スラックレール」は、簡単な構造でありながら体幹を鍛えるのに非常に有効と認められて、「一般社団法人スラックライン推進機構」と共同販売することが決定したとのこと。バランス感覚や集中力も養えるので、スラックラインの練習用としてはもちろん、スポーツのトレーニングに、子どもの遊び道具に、高齢者の体力作りにと、幅広い用途で使えそうですね。
>> スラックレール
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(文/&GP編集部)
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