◼新50GBプランで動画やSNSのカウントされなくなる
ソフトバンクは、従来より大容量プランを提供していました。2016年9月には「ギガモンスター」(20GB/月)、2017年9月からは「ウルトラギガモンスター」(50GB/月)として展開しています。
今回発表された新プラン「ウルトラギガモンスター+(プラス)」では、さらに動画コンテンツやSNS利用での通信量をカウントしなくなる、いわゆる「ゼロレーティング(カウントフリーとも)」が導入されます。各種割引適用時で、月額3480円〜(1年目)(税抜、以下同)。家族割や光回線とのセット割を利用しない場合には、2年契約で月額6480円(1年目)〜となります。どちらも2年目には1000円が上乗せされます。
通信量がカウントされない対象となるのは、「YouTube」「AbemaTV」「TVer」「GYAO!」「Hulu」「LINE」「Instagram」「Facebook」の8つ。このように一部のアプリが使い放題になるというサービスは、従来「LINEモバイル」などのMVNOで提供されてきたため、格安SIMの通信プランでは既に一般的。しかし、改めてソフトバンクの大容量プランで採用されるとインパクトはあります。
ただし、対象となるのが月50GBのプランなので、こうしたサービスの通信量が除かれた際に、50GBを消費できるのかは疑問。メリットがあるのは、テザリングなどを多用するユーザーに限られるのではないでしょうか。
ちなみに、期間内に同プランに加入すると、iPhone登場から10周年を記念して実施される「ギガ使い放題キャンペーン」も適用されます。対象期間中には、メールやゲームなども含めた全通信が使い放題になるとのこと。ライブ配信などを多用するスマホのヘビーユーザーは必見です。
◼家族割は使いやすくなった
家族割についてもアップデートがありました。従来の家族割「みんな家族割」では、大容量プランに加入していることが適用の条件でした。使用量の少ないライトユーザーでも、割引が適用されるには大容量プランを契約しなくてはならなかったのです。
これを踏まえて、新たに定額段階制のプラン「ミニモンスター」が提供されます。こちらは、大容量プランと同様に、家族割の対象となるのが特徴です。なお、ケータイからMNPで同プランに乗り換える場合には、「ガラケ→スマホ割」の対象となり、1年間の通信料が無料となります。