[6] ポートレートは両方使えるがエフェクトに差がある
背景をボカせる「ポートレート」モードでの撮影は、従来はデュアルレンズのモデルしか対応していませんでした。しかし、今回のiPhone XRはシングルレンズでもポートレートモードが利用可能に。
ただし、背面カメラでの「ポートレートライティング」におけるエフェクトの種類には差があります。iPhone XS/XS Maxは「自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明(モノ)」が利用できますが、iPhone XRは「自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明」のみとなります。
一方、前面カメラ(TrueDepthカメラ)では、iPhone XRでもポートレートライティングで「ステージ照明、ステージ照明(モノ)」のエフェクトも同様に使えます。
[7] 深度コントロールはどちらも使える
しかし、新たに追加された「深度コントロール」機能は、iPhone XS/XS Maxだけでなく、iPhone XRでも利用できます。
これはポートレートモードで撮る写真に対し、背景のボケ具合を段階的に調整できるというもの。画面下部にあるスライダを動かして、f1.4(たくさんボカす)からf16(ボカさない)まで編集できます。
[8] 3機種とも「スマートHDR」機能に対応
HDR撮影とは、明るく撮った画像と暗く撮った画像を合成して、互いの良い部分を残すという撮影手法です。複数枚の写真を撮影することで、どうしてもシャッタータイミングのズレが生じてしまいます。
新登場の「スマートHDR撮影」では、高速なセンサーと「ゼロシャッターラグ」のシステムにより、動いている被写体でもハイライトとシャドウのディティールを合成できます。逆光のようなシーンで動きのある被写体も、美しく再現できるとのこと。同機能は、iPhone XS/XS Max/XRの全機種がサポートします。
[9] ステレオで撮ってステレオで聴くべし
動画撮影では、ステレオ録音での撮影が可能となりました。こちらもiPhone XS/XS Maxだけでなく、XRでもサポート。
また、ステレオスピーカーで音源を再生できるので、動画コンテンツはもちろん、自身で撮影した動画もステレオサウンドとして楽しめます。
[10] TrueDepthカメラでFace IDを使う
TrueDepthカメラシステムを搭載していることも、3モデル共通になります。画素数は700万で、ポートレート撮影機能についても3機種の差はありません。
また、3機種ともホームボタンがないため、ホームボタンが兼ねていた「Touch ID」機能は非対応。代わりに、ユーザーの顔を認証する「Face ID」を使います。
さらに、アニ文字やミー文字が使えるのも同様です。グループFaceTimeなどが使えるようになったときに、これらの機能を試せるのもメリットのひとつでしょう。