現在の主流であるダイナミック型のドライバーは、音の立ち上がりと立ち下がりを妨げ、不均一な周波数特性を引き起こしやすいという弱点があった。そこでQUADが採用したのが、 “平面磁気” の技術。
採用されている電気駆動式の振動板は、その非常な薄さにもかかわらず強く弾力性があり、空気の移動よりも軽く動くのが特徴。平面の振動板は、すべての音が同じタイミングで鳴るため、位相の一貫性が優れている。そのほかにも、綿密な磁石の配置、感度を最大限にするデザイン、ドライバーの一貫した動きを実現する設計など、細部までこだわっている。
特許取得済みの技術である “非線形振動抑制技術” を使い、拡張された周波数を容易に再生するほか、ドライバーの後ろには独自開発した金属の空洞パーツを配置し、最適な音響性能となるデザインに。
平面磁気ヘッドフォンは高出力のアンプを必要とするものも多いが、「QUAD ERA-1」は、ポータブルプレーヤーからハイエンドのヘッドフォンアンプまで幅広く使える。高級感もありながら軽量なのも実用的。柔らかい羊革製とフランネルの2種類のイヤークッション付きで、丈夫なキャリングケースに入っている。
ダイナミックなサウンドパフォーマンスで、どんなジャンルの音楽にもフィットする「QUAD ERA-1」、新たなヘッドフォンとしていかがだろうか?
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(文/&GP編集部)
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