Pixelの利点は、Androidの最新OSと、Googleの最新サービスを快適に利用できることです。例えば、カメラに向けるだけで被写体の情報を解析し、ユーザーに役立つ情報を素早く入手できる「Googleレンズ」が利用できます。
高性能なカメラもセールスポイントとしています。背面のメインカメラは流行りのダブルレンズではなくシングルレンズですが、f/1.8の明るいレンズを採用し、光を効率よく取り込める「デュアルピクセル」の1220万画素センサーを搭載しています。AIによってシャッターを押す前後の画像を解析し、ベストショットを提案してくれる「トップショット」や、天文学や画像科学の分野で利用されている技術を応用した「超解像ズーム」も利用できます。また、シングルレンズながら「ポートレート」モード撮影時には、背景を美しくぼかすこともできます。
インカメラは800万画素のデュアルレンズカメラ(標準+広角)で、グループでの自撮りがしやすく、背景も写しこめることがポイント。しかも、広角撮影時に生じやすい歪みを自動で補正する機能も備えています。
OSはAndroid 9、SoCはクアルコム社の最高グレートであるSnapdragon 845(最大2.5GHz)、RAMは4GB、ストレージは64GBまたは128GBから選べます。15分で約7時間分をチャージできる急速充電と、さらにワイヤレス充電にも対応。IP68の防塵・防水に対応し、FeliCa(おサイフケータイ)も使えます。
Googleストアでの販売価格は、Pixel 3(64GB)が9万5000円、Pixel 3(128GB)が10万7000円、Pixel 3 XL(64GB)が11万9000円、Pixel 3 XL(128GB)が13万1000円(すべて税込)となっています。
NTTドコモはPixel 3(64GB)とPixel 3 XL(128GB)を取り扱い、機種変更時の実質負担金(2年間の月々サポート適用後)はPixel 3(64GB)が5万7024円、Pixel 3 XL(128GB)が9万720円と案内しています。
ちょっと高いかも…と思う人もいるでしょうが、ぜひ、実機に触れてみてください。高性能だけどクセのない快適な使い心地は、この価格でも “なるほど!” と思うこと請け合いです。
[関連記事]
何これ超軽い! シャープの新「AQUOS zero」は有機ELディスプレイだけじゃない
前も後ろもAIデュアルカメラ!「HUAWEI nova 3」を使ってみた!
モトローラのAmazon限定SIMフリースマホ版が使いやすそう
(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
- 1
- 2