iPhone XSの対抗馬「Google Pixel 3」はスペックに死角なし!?

Pixelの利点は、Androidの最新OSと、Googleの最新サービスを快適に利用できることです。例えば、カメラに向けるだけで被写体の情報を解析し、ユーザーに役立つ情報を素早く入手できる「Googleレンズ」が利用できます。

▲「Googleレンズ」はカメラアプリから起動でき、URLを読み取ってWebにダイレクトに接続したり、外国語を翻訳したりもできる。今後発売されるAndroidスマートフォンにも搭載される予定

▲本体をぎゅっとつかむだけでGoogleアシスタントが起動する「Active Edge」機能も搭載

高性能なカメラもセールスポイントとしています。背面のメインカメラは流行りのダブルレンズではなくシングルレンズですが、f/1.8の明るいレンズを採用し、光を効率よく取り込める「デュアルピクセル」の1220万画素センサーを搭載しています。AIによってシャッターを押す前後の画像を解析し、ベストショットを提案してくれる「トップショット」や、天文学や画像科学の分野で利用されている技術を応用した「超解像ズーム」も利用できます。また、シングルレンズながら「ポートレート」モード撮影時には、背景を美しくぼかすこともできます。

▲撮影モードの選択画面

▲「Playground」を選択すると、ARのキャラクターとの撮影を楽しめる

▲デュアルピクセルよって暗い場所での撮影に強くなったことを、iPhone XSと比較してアピール

インカメラは800万画素のデュアルレンズカメラ(標準+広角)で、グループでの自撮りがしやすく、背景も写しこめることがポイント。しかも、広角撮影時に生じやすい歪みを自動で補正する機能も備えています。

▲標準で撮影

▲広角で撮影すると、ここまで背景を写せる

OSはAndroid 9、SoCはクアルコム社の最高グレートであるSnapdragon 845(最大2.5GHz)、RAMは4GB、ストレージは64GBまたは128GBから選べます。15分で約7時間分をチャージできる急速充電と、さらにワイヤレス充電にも対応。IP68の防塵・防水に対応し、FeliCa(おサイフケータイ)も使えます。

▲背面には指紋センサーを搭載。マットな質感の「ソフトタッチ ガラス」を採用

▲カラーバリエーションは、Clearly White、Not Pink、Just Blackの3色

▲スマホの利用状況を把握し、使い過ぎ対策を講じられる「Digital Wellbeing」機能を初搭載

▲おサイフケータイに対応し、「Google Pay」も使える

音楽が聞こえると、待機画面に曲名が表示される機能もさりげなく便利

Googleストアでの販売価格は、Pixel 3(64GB)が9万5000円、Pixel 3(128GB)が10万7000円、Pixel 3 XL(64GB)が11万9000円、Pixel 3 XL(128GB)が13万1000円(すべて税込)となっています。

NTTドコモはPixel 3(64GB)とPixel 3 XL(128GB)を取り扱い、機種変更時の実質負担金(2年間の月々サポート適用後)はPixel 3(64GB)が5万7024円、Pixel 3 XL(128GB)が9万720円と案内しています。

ちょっと高いかも…と思う人もいるでしょうが、ぜひ、実機に触れてみてください。高性能だけどクセのない快適な使い心地は、この価格でも “なるほど!” と思うこと請け合いです。

>> Google「Pixel 3」

 


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(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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