■95%の人にマッチするフィット感を実現
最上位モデルの「THIRTEEN 6」は13.6mmのダイナミックと6基のBAドライバーという豪華構成。「TEN 5」「TEN 3」「NINE 1」「NINE」の全5モデルの英語部分がダイナミックドライバーの口径(ミリ)、数字がBAドライバの搭載数を表す仕組み。
「TEN 5」「TEN 3」はそれぞれ10ミリドライバを採用し、「TEN 5」はBAドライバー5基、「TEN 3」はBAドライバー3基を搭載。
「NINE 1」は9.25ミリドライバーと1基のBAドライバー、「NINE」は9.25ミリドライバーのみというシンプルな構成です。
「FENDER AUDIO DESIGN LAB」では、ミュージシャンやサウンドエンジニアの経験を持つスタッフと共に、FENDERの他カテゴリの製品も手がけるスタッフの手により製品の製造が行われています。
上位3モデルの「THIRTEEN 6」「TEN 5」「TEN 3」では、男性女性など性別、中国、日本、米国、そして様々な人の耳型を採取して3Dプリンタで製造される「3Dプリント・デジタルハイブリッドテクノロジー」で、95%の人にマッチするフィット感を実現しています。イヤホンに採用される2pinコネクタは、独自の「Talon」(ワシの爪)で、しっかりと収まる構造です。
■50年台のアンプデザインをモチーフにした「MONTEREY TWEED」
同時に発表されたBluetoothスピーカーが「MONTEREY TWEED」です!!
既に発売中の「MONTEREY」のカラーバリエーションモデルの位置づけですが、ポイントは音楽ファンなら思わずニヤリとしてしまうカラーリング。FENDERが1950年代に発売し、エリック・クラプトンも採用していたツイードアンプのデザインがモチーフです。
フロントグリルだけでなく、トレブルやバスを調整できるコントロール部のハットノブ、ジュエルランプまで、フェンダーのツイードアンプ風で、ファンには堪らないデザインですね。電源を入れた歳の操作音はアナログギター音は、開発者自らギターを弾いてサンプリングしたというと所も音楽愛、ギター愛全開です。
スピーカーユニットの構成はツイーター×2、ウーファー×2、最大出力は120Wで、ちょっとした広さの会場では1台で音楽を流せるクオリティです。
フェンダーというとギターのイメージが強い中で、音楽が好きな人たちをサポートするブランドへと転換を果たしつつあるフェンダー。新イヤホン「Pro IEMシリーズ」、Bluetoothスピーカ「MONTEREY TWEED」は、そんな同社を象徴するモデル群ですね。
>> フェンダー
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(取材・文/折原一也)
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