家入レオの息遣いまで聴こえる。“ぬくもり”あるJVCのヘッドホン

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「スピーカーは楽器でありたい」ーーJVCの開発思想の原点にあるのはそんな想い。この哲学の下、同社ではより自然な音再生を目指して30年前から木を振動板に使ったスピーカーの開発に取り組み、独自技術によるウッドコーンスピーカーを世に送り出してきた。

また同じく木を振動板に用いたアイテムとしては、鍵となる薄膜ウッドシートの開発成功によりインイヤー型ヘッドホンを商品化し、高品質イヤホン「WOODシリーズ」として進化させている。

今回登場した2機種は、木を振動板に用いたオーバーヘッド型ヘッドホンとしては初めての製品化。インイヤー型で使われたウッドシートよりもさらに薄い、厚さ50um(髪の毛の半分ほど!!)という極薄のカバ材シートの開発成功により、これまで開発上の課題となっていた大口径ウッドドーム振動板の軽量化を実現した。

 

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本製品では、40mmという大口径が余裕のあるサウンドをつくるとともに、これも新開発の「ハイエナジー磁気回路」がウッドドーム振動板を強力かつ忠実に駆動。また振動板の後方に配置したリング状の「ウッドプレート」がユニット内の反射音を吸収拡散して高分解能を実現する。

加えて、振動板前方に装填された「ブラスリング」が制振性を向上させ音の解像度を高める。また無垢の木材を数十層に重ねた強固な構造の「ウッドオンハウジング」が、木の響きに安定と均一を与える。

 

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発表会時には家入レオさんも登場。生の歌声をヘッドホンで聴くことができた。息遣いまで聞こえるクリアな音に驚き!

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上位機種であるWOOD 01では、更に高音質化を図るべくウッドプラグ、響棒、ウッドバッフルといった音響ウッドパーツや音響用ハンダを採用、余韻や奥行きまで繊細に表現する広い空間表現を可能にしている。

発売はそれぞれ12月上旬を予定。価格はオープンプライスだが、WOOD 01は7万円前後、WOOD 02は5万円前後となる見通しだ。

(文/&GP編集部)

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