Jaybirdは10月に、スポーツ向けイヤホンとして「Jaybird TARAH」と「Jaybird X4」を発表・発売したばかりですが、それらに加えて今回「TARAH PRO」の発表となりました。特徴はなんといっても14時間という長時間バッテリー駆動。さらに高音質にこだわっている特化型モデルとなります。
なぜ「TARAH PRO」では14時間の連続再生という超長時間再生にこだわるのか? そこにJaybirdらしさがあります。実は“TARAH”というブランド名は、超長距離に適した肉体を持つメキシコ北西部の先住民族から取られています。そうです、長距離ランナーに向けた製品群という意味が込められたネーミングなんです。
Jaybirdは4歳の頃から長距離を走り始めたというプロランナーの川内鮮輝選手をスポンサードしています。その川内鮮輝選手が専門としているのは“ウルトラマラソン”。ちなみに、北海道のサロマ湖で開催される「サロマ湖100kmウルトラマラソン」の制限時間となる基準タイムは13時間。「TARAH PRO」なら、100kmマラソンの“よーいドン”から音楽を聴き始めて、ゴールの瞬間まで途切れなく音楽を聴き続けて、さらに1時間の余裕もできる。そんな本格的長距離ランナー向けイヤホンなんです。
Jaybirdは同じくトレイルランナー吉住友里選手もスポンサーになってます。吉住友里選手が専門とする“スカイランニング”は5kmで1000mの高さを駆け上がるという、“トレイルランニング”よりさらに激しい長距離走競技です。吉住友里選手が普段行っているトレーニングは、雨や雪、強風でも山を走るなど、タフネス性能も必須。「TARAH PRO」は、そんなタフな環境にも適応するIPX7の防水・防汗も備えます。
■ランナーに求められるフィット感と機能性も確保
そんな長時間駆動&タフネス性能を誇る「TARAH PRO」は、“スイッチフィット”と名付けられた耳掛けも、下に垂らすかけ方もできるスタイルになっています。これならリモコンも首元にフィットと、まさにランナー特化型!
シリコン製の外皮にジェルが包まれている“イヤージェル”、擦れにくい“ファブリックケーブル”など、各所にランナー向けの快適さを追求した仕様になっています。
また、イヤホンを外して首に掛けて休憩…なんて時には、イヤホンの背中同士をマグネットで付けると自動で電源の落ちる“スナップロック”という機能も便利です。
そして、スポーツ向けイヤホンは音質が…というコメントに対しては、Jaybird史上最高音質の実現で応えています。アプリからのファームウエア更新によって、今後さまざまな機能追加を予定しているとのこと。
スポーツ用を銘打つイヤホンは数多くありますが、「TARAH PRO」のスペックはまさに長距離ランナーの求める機能を追求した特化型。日頃、ランニングをしている人なら気になるイヤホンではないでしょうか。
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スポーツ時のイヤホンに一番大事なのはやっぱりフィット感でしょ!
(取材・文/折原一也)
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