■“スマホ最速”と呼べそうなスペックを実現!
動作の要となるCPUには、クアルコム社の最高グレード「Snapdragon 845」を採用。しかも、本来はクロック周波数が2.8GHzのものを、2.96GHzにオーバークロックしたカスタムバージョンを搭載しています。メインメモリ(RAM)は8GB。これは、標準的なハイエンドモデル(4GB)の2倍に相当する大容量です。さらに内蔵ストレージも512GBの大容量なので、遊んでみたいゲームをどんどんインストールできます。
ディスプレイは6インチの有機ELで、解像度はフルHD+(2160×1080ドット)。しかも、90Hzの高速リフレッシュレートや、1msという速い応答速度も実現。動きの速いゲームでも、タイムラグを感じることなく、プレイできる性能を備えています。
スマホでゲームを楽しむ際に気になるのが発熱です。ROG Phoneの内部には、銅製のヒートスプレッダーとカーボン冷却パッドに加えて、効率よく熱の移動を行える「3Dベイパーチェンジャー」というものも搭載しているとのこと。さらに、4速ファンシステムを搭載した「AeroActive Cooler」を付属し、それを背面に取り付けることで、さらに放熱効率を向上させることができます。しかも、このAeroActive CoolerにはUSB Type-Cポートとイヤホンジャックがあり、充電しながらプレイしたり、音声をイヤホンで聞いたりしたい時に重宝します。
本体の側面に「AirTrigger」という超音波タッチセンサーを搭載していることも大きな特徴。横画面でプレイする際に、上部の側面がゲームパッドのL/Rボタンのように使えて、親指で画面をタッチするボタンの位置も自由に設定できます。なお、縦画面で操作する場合は、本体の左右側面のAirTriggerが有効になります。
バッテリーは4000mAhで、約35分で60%までチャージできる急速充電にも対応。2枚のSIMを挿して、VoLTE(4Gの高音質通話)で同時待ち受けができるデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)にも対応。電池が長持ちする高性能スマホが欲しい! という人も検討すべきスペックを備えています。
■ゲームの楽しさを拡張する5アイテムも同時発売!
ROG Phoneを、いっそう活用するためのアクセサリー5製品も同時に発売されます。
「TwinView Dock」(3万4800円/税別)は、ROG Phoneを2画面で同時使用できる画期的なアイテム。プレイ中にチャットをしたり、攻略サイトを見ながらプレイしたりするなど、使い方は自由自在。L/Rボタン、本体冷却ファンも搭載しています。
「ASUS WiGig Display Dock」(3万4800円・税別)は、Wi-Fiの最新規格「IEEEE802.11ad」に対応したワイヤレスドック。転送遅延を気にせずに、大画面に映してゲームを楽しめます。
「Gamevice for ROG Phone」(8980円/税別)は、ゲーム専用機の感覚でプレイできるゲームパッド。アナログサムスティック、トリガーボタン、8方向のDパッドなどをフル装備しています。
「Mobile Desktop Dock」(2万2800円・税別)は、多彩な接続端子たSDカードリーダーなどを搭載し、ROG PhoneをPCのように使えるようにするドック。
「ASUS Professional Dock」(1万1980円・税別)は、ROG PhoneにUSBポートやHDMIポートを追加できるコンパクトなアダプター。マウスやキーボード、ディスプレイなどに接続できる。
なお、これら5つのアクセサリーとROG Phoneをセットにした「ROG Phoneコンプリートセット」も19万9500円(税別)も、ASUSオフィシャルオンラインストア「ASUS Store」と「ASUS Store Akasaka」で限定発売されます。先着30名には、オリジナルのスーツケースとROG Phoneケースがプレゼントされるとのことですが、「ASUS Store」のウェブサイトには「好評につき完売いたしました」という表示が……。
スマホでゲームを楽しむ人が増えて、スマホ向きに開発される本格的なゲームを増えています。“ゲーミングスマホ” は、スマホの新しいジャンルとして、今後、競合モデルが登場しそうです。普段づかいのスマホとは別に、ゲーム専用の2台目スマホとして購入するのもアリでしょう。
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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