使える?使えない?LTEに対応した1000円スマホ「TONE」

端末価格は2万9800円(税抜)。本日11月17日から二子玉川の蔦屋家電とオンラインストアで先行発売を開始。18日から代官山の蔦屋書店、19日から全国のTSUTAYA12店舗とTONE直営2店舗で発売されます。

新しいTONEの最大の特徴はLTEに対応したこと。従来のTONEは3G専用でしたが、高速通信LTEに対応し、しかも、NTTドコモが提供するLTEの4つの周波数帯の全てを利用できます。

ただし、月額1000円で利用できるのは500〜600Kbps程度。LTEのフルスピードを利用するには、300円(税抜)/1GBの高速チケットオプションが必要です。

TONEは使用するアプリによって必要な通信速度に切り替える仕組みを導入しています。つまり、メールを使う場合は送受信に差し支えない程度の速度に下がり、地図を利用する際には、より早くマップ画像を読み出すために速くなるといった具合い。

LTE対応により、通信の遅延が少なくなり、従来よりも速く感じられるとのことなので、まずは1000円プランで使ってみるのがよさそうです

 

03

04

 

カラーはホワイトのみ。背面のTONEのロゴは、さりげなくグレイで。いい意味で主張しないシンプルなデザインです。サラッとした質感で、滑りにくく、指紋も付きにくいようです。

OSはAndroid 5.1、CPUは64ビットで1.3GHzのクアッドコア、ディスプレイは5.5インチのHD(1280×720ドット)。カメラは背面が1300万画素、前面が500万画素というスペック。ウェブを見るにも、写真を撮るにも、ゲームや動画を楽しむにも十分なスペックに達したと言っていいでしょう

フロントデュアルスピーカーを搭載し、ハイレゾ音源の再生にも対応しました。ハイエンドとまでは言えないが、かといってミドルレンジでもない。ちょうどいいスペックと言っていいでしょう。大手キャリアの同等クラスの端末は4〜5万円台が多いので、コストパフォーマンスはかなり高いと言えます。

 

子どもに持たせ、両親に贈るスマホにぴったり

TONEは、端末とソフトと各種サポートサービスを一体化した垂直統合モデルでサービスを提供しています。スペックよりも実際の使い勝手を重視しており、新モデルは「世界一安全安心なスマホ」として紹介されました。

 

05

 

従来から提供している、子どもが使う場合に利用制限できる機能や、無料で遠隔サポートが受けられるサービスなどはそのままに、新たな機能・サービスが追加されました。

例えば、スマホが「インターネットにつながらない」といった場合には、箱の上に置くだけで問題を検知してくれる「置くだけサポート」を利用できます。これは、梱包箱に仕込まれたNFCチップと、端末背面に搭載されたNFCチップが接続して反応する仕組み。

万一、問題が解決しない場合は、ワンタップでコールセンターに電話をして、遠隔サポートで問題を解決してもらえます。

 

06

 

離れて住む家族のスマホを遠隔操作できる「家族サポート」が便利そう

従来は、コールセンターのオペレーターが行っていた遠隔サポートが、家族間でも利用できるようになりました。「家族サポート」という機能です。例えば、故郷に住む母がスマホの設定に迷っていたとしましょう。離れて住む家族がパソコンでお母さんのスマホを遠隔操作して、設定を代行してあげられるわけです。さらに、TONEを失くした場合にパソコンで探すこともできます。

 

07

 

トーンモバイルのコールセンターは、佐賀県唐津市にあります。実は筆者は、この新モデルの発売に先駆けて、11月7日にそこを取材させていただきました。スーパーマーケットの跡地を利用して建てられた「フリービットスマートワークス(SiLK Hotlines)という施設で、ユーザーサポートのほかに、工場から届いた製品の検品、SIMカードの開通作業なども行う、同社の拠点と呼べる施設です。

08

09

10

 

格安スマホは「たしかに安いがサポートが心配」という声も多いようです。トーンモバイルは、製品開発から購入後のサポートまで一貫して自社で行っていることがセールスポイント。ユーザーが注文できるオリジナルデザインのスマホケースもここで作られており、その過程も見せていただきました。

 

11

12

13

 

「安心安全」という標語に嘘はないようですね。スマホ代をとことん安くしたい! という人は、大手キャリアからの乗り換えを検討してみてもいいのでは?

(文/村元正剛)

 

 

 

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする

関連するキーワード