クルーザーを所有する、ということだけでも一般人には高嶺の花です。でも、お金持ちの間ではクルーザーの大きさでその人のお金持ち尺度が図られます(笑)。そんな富裕層向けクルーザーですが、度胆を抜かれるものを発見しました。
オーストリアの会社、MIGALOOが発表しているのが“潜水可能なプライベートヨット”です。まぁ、超絶富裕層のなかには民間旅客機、B787をプライベートジェット化している人もいる時代ですから、潜水艦をプライベートヨットにしてもオカシクないのでしょう・・・。
MIGALOOの潜水艦型プライベートヨットはまだ商品化されているわけではなく、コンセプトとして市場の反応を見ているようではありますが、5モデルを構想。最も小さい「M2」で全長75m、最も大きい「M7」で全長283mだそうです。なお、いずれもアメリカの潜水艦設計要求基準に準じるものだそうです。
ジム、スパ、図書室、バーなどは当然、デフォルトで設計されていますが、材質は仕様は当然、オーダーメイドとなります。また、大型の潜水艦型プラベートヨットともなれば、いわゆる母船に加えて“探検用”の小型潜水艦を収納することもできますし、プールやヘリポートを備えることもできるそうです。
ちなみにMIGALOO、可動式人工島の設計も行っているそうです……。海外ではこうしたコンセプトをブチ立てて投資家を募る手法、意外と多いものです。しっかし、火のないところに煙はたたないもので、この手の計画に“面白い!”と思う超絶富裕層(消費者としても、出資者としても)が存在していることも事実です。
飽くなき差別化への探求……、末恐ろしさすら感じます。
MIGALOO社
http://www.migaloo-submarines.com/
(文/古賀貴司)
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