CX-9の特徴をまとめると、こうなります。
・3列シートのミッドサイズクロスオーバーSUVで、マツダのハイエンドモデル
・マツダのデザインテーマ“魂動(こどう)-Soul of Motion”の最新版
・新開発の2.5リッター直噴ガソリンターボエンジン“SKYACTIV-G 2.5T”を搭載
ハイエンドモデルだけに、メインターゲットは成熟したファミリー層。つまり、ライフスタイルにゆとりのある方向けで、“魂動デザイン”もプレミアムな世界観を追求しているとのこと。これは早く実車で確認してみたいものですね。
そしてエンジンは、SKYACTIVシリーズの頂点となるSKYACTIV-G 2.5T。なんとシリーズ初のガソリンターボエンジン。「アテンザ」などに搭載されている自然吸気エンジン“SKYACTIV-G 2.5”をベースに改良を加え、4リッターV8自然吸気ガソリンエンジンに匹敵する、ぶっといトルクを発生する模様。
ちなみに、SKYACTIV-G 2.5Tの特徴をまとめると、こうなります。
・ターボエンジンなのに高圧縮比10.5を実現
・運転条件に合わせて排気の脈動状態を変化させる“ダイナミック・プレッシャー・ターボ”を採用
・燃費を改善する“クールドEGR(Exhaust Gas Recirculation)を採用
・ターボ化したにもかかわらず軽量コンパクト化を実現
・最高出力は227馬力(169kW)/5000回転
・最大トルクは:42.84kg-m〈420N・m〉/2000回転
フラッグシップモデルにふさわしい強心臓ぶりであることが期待できそうです。あえて最高出力を追わず、トルクをモリモリ厚くし、実用領域のパワフルさを狙っているところが好印象。きっとレスポンスも良いでしょうから、重量級SUVといえども走って楽しいモデルに仕上がっているはず。
まずは北米戦略モデルとして、2016年春に北米から順次販売を開始するとのこと。日本への導入も期待したいところです。
<SPECIFICATIONS>
☆CX-9
駆動方式:4WD
エンジン:2488cc 直列4気筒ターボ
トランスミッション:6速AT
最高出力:227馬力/5000回転
最大トルク:42.8kg-m/2000回転
(文/ブンタ)
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