インプレッサ セダン コンセプトは、スバルブランドのエントリーモデルを担うインプレッサG4のスタディモデル。エントリーという位置付けにもかかわらず、ダイナミックでソリッドなデザインを採用することで、クラスの常識にとどまらない質感が与えられています。つまり、近い将来、スバル全体のクオリティがボトムアップする、と断言しても過言ではありません。
今のところ、公表されたスペックはボディサイズとタイヤサイズのみ。
そこで、エクステリアデザインに着目してみましょう。まずフロントマスクは、ヘキサゴングリルからホークアイヘッドランプまで、シンボリックかつ立体的にまとめあげているのが印象的です。しかも、それはフロントマスクの表現のみならず、フロントを起点にサイドからリアセクションへと、塊感のあるエクステリアデザインの起点にもなっています。
サイドビューに限っていえば、フェンダーフレアーを量感たっぷりに盛り上げることで、スバルならではのAWD=4WD機構を巧みに表現。実にダイナミックであります。
リアのコンビネーションランプは、ヘッドランプユニットと共通のデザインモチーフが与えられているので、前から見ても、後ろから見ても、インプレッサであることがひと目でわかるキャラクターが成立しています。また、キャビン形状を絞り込み、トランクリッドへ流れるようなフォルムとすることで、セダンのスポーティさを強調。空力特性にも優れていることは容易に想像できます。
次期インプレッサ、いや、スバルブランドの大胆な変身を予告するかのように、展示されたコンセプトモデルのエクステリアカラーは、スバルのアイデンティティともいうべきブルー系ではなく、新たなステージを予感させるルビーレッドメタリック。インプレッサ セダン コンセプトは、単なるショーカーという枠にとどまらず、次世代のスバルの旗印=シンボルそのものといえるでしょう!
<SPECIFICATIONS>
ボディサイズ:L4555×W1880×H1453mm
ホイールベース:2670mm
タイヤサイズ:235/40R19
乗車定員:5名
(文/ブンタ)
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