家電ベンチャーUPQが開発!手軽に燻製が作れるフードスモーカー

■手軽におしゃれに酒の肴が作れる

「REIKUN-Dome」は、“大人のおやつをつくる玩具”をコンセプトに企画・開発された燻製マシン。お皿などに食材を載せてガラスドームをかぶせ、上部にセットした燻製器から煙を送り込み、食材を燻して香りを付けられるという仕組みです。

▲「REIKUN-Dome」のプロトタイプ。クラウドファンディングの成功後に受け取れる商品は、さらに改良したものになる可能性もある

▲ガラスドームの上に被せている黒い部分が燻製器で、ここにスモークチップを固めた「Smoke CUBE」を収めて火を付けて閉じる

▲「Smoke CUBE」は、「さくら」と「りんご」の2種類が用意され、クラウドファンディングでの価格は、それぞれ1か月分(30個)が5400円

そもそも煙は上に昇るので、食材の下から燻すのが一般的です。しかし、「REIKUN-Dome」は、乾電池で駆動するファンを内蔵することで、煙を下向きに送り込んでガラスドームの中に充満させる設計になっています。

食卓に置いても違和感がないおしゃれな外観で、ほとんど煙が漏れることなく、食材によっては、わずか3〜5分程度で、酒の肴にぴったりの簡易燻製ができあがるとのこと。燻製の過程を眺めるのも楽しそうです。クラウドファンディングのページには「ひとり呑みをちょっと贅沢に」というキャッチコピーが掲げられていますが、友人や知人を招いたホームパーティーでも活躍しそうです。

なお支援コースは、「REIKUN-Dome」と1か月分(30個)の「Smoke CUBE」の早割セット(2万2100円/限定50個)から、2泊3日の量産工場見学ツアー(50万円/限定5個)まで、複数のコースが用意されています。

 

■これまでの失敗も踏まえて、管理体制を強化

UPQは、大手メーカーで携帯電話の企画に携わっていた中澤優子氏が起業した“一人家電メーカー”として話題になりました。4スマートフォン、バッテリー付きスーツケース、折りたたんで持ち運べる電動バイクなど、ユニークな商品が注目される一方で、スマートフォンが充電中に焼損する事故や、ディスプレイのスペックの誤表記などのトラブルもありました。

▲UPQの代表取締役の中澤優子氏

そうした経験を踏まえて今回、新製品の発表と同時に、ものづくりの体制を変更することも発表されました。新体制では、商品企画やプロダクトマネジメント、販売などはUPQが行い、量産開発以降の製造や品質管理などは、スタートアップ支援を行うCerevoに委託するとのこと。品質や安全性の向上にも期待できそうです。

▲従来から協力関係にあったCrevoとタッグを組む新体制で、開発・管理体制を強化することをアピールしていた

>> GREENFUNDING「REIKUN-Dome」

 


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(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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