同機は、5.5インチの大画面を搭載していますが、画面の縁が狭いので片手でも持てるサイズ感です。側面の角には「デュアルダイアモンドカット」と呼ばれる加工を施して、滑らかに整えられています。薄さ7.2mm(最薄部2.65mm)のフルメタルのボディは、高級感があります。
ディスプレイには、端が丸みを帯びた2.5Dと呼ばれるラウンドエッジ加工の第4世代Gorillaグラスを使用。なお、画質はフルHD。色域105%、コントラスト180万:1という鮮やかな画像表示が特徴です。
タッチ&トライに並んだ端末はホーム画面が真っ赤でしたが、もちろんほかのデザインも選べます。
■背面には指紋センサーを搭載
端末背面には、指紋センサーを搭載。最大5つの指紋を登録でき、素早く画面のロックを解除できます。従来モデルと比べると、自己学習機能をサポートしたことで、認識スピードが2倍に上がりました。
発表会で登壇した道端アンジェリカも、「画面がスリープモードになっているときに指紋センサーを触るだけで画面が起動するのがすごい」と使ってみた感想を述べていました。
また、指紋認証だけでなく、タッチパッド操作に対応しています。センサー部分を上下にフリックすると通知パネルが開き、写真表示の際に左右のフリック操作で前後の画像に切り替えられます。
カメラアプリ起動時に長押しでシャッターを切る機能も便利。そのほか、着信に応答することや、アラームを止めることにも活用可能です。
■指の関節で画面を触る「ナックルセンス」がユニーク
指の関節で画面タッチする「ナックルセンス」という操作方法もユニークです。例えば、画面を指1本の関節で「こんっこんっ」とダブルタップすると、スクリーンショットが撮影できます。
これは同社の既存モデルP8およびP8maxで採用していた技術ですが、本モデルではナックスセンス2.0にバージョンアップ。写真表示中にトリミング領域を決める「定形クロップ」では、新しくハート型の指定に対応しました。また、2本指で画面をダブルノックすると端末の画面を動画としてキャプチャーできます。
アルファベットを画面に描いてアプリをショートカット起動するジェスチャー操作もサポート。「M/C/W/E」のそれぞれ「音楽/カメラ/天気/ブラウザ」が起動します。
ちなみに海外モデルでは感圧タッチ機能をサポートしていましたが、今回アナウンスされた国内版モデル(メモリ32GB)では非搭載となります。
■カメラも高機能!
アウトカメラは、1300万画素。光学手ブレ補正をサポートしています。機能としては、露出やシャッタースピードをカスタマイズできる「プロカメラモード」を搭載。
ほかにも3種類のリアルタイムモノクロフィルターをサポートしているので、凝った写真撮影も可能です。
インカメラは800万画素。ソフトライトLEDを搭載しており、オンにすると暗い場所でのセルフィーも明るく取れます。肌質を補正できる「ビューティーモード」もサポート。
■ボイスレコーダーが便利
プリインの音声レコーダーアプリも便利です。3つのマイクが備わっており、複数人での会話を録音する際に集音の方向を指定できる「会議」モードや、2人の会話の録音に最適な「インタビュー」モードなどが用意されています。
■購入前に触って確かめるのもアリ
端末を実際に触って確かめたい場合には、11月27日よりタッチ&トライ展示が実施されているので、訪れてみるとよいでしょう。
場所は、ビックカメラ(池袋本店、有楽町店、名古屋駅西店、なんば店)およびヨドバシカメラ(新宿西口本店、マルチメディア Akiba、マルチメディア横浜、マルチメディア梅田)です。
一方、MVNOのパートナーは、楽天モバイルとU-mobileです。楽天モバイルで1月15日までに購入する場合には、総額1万5000円がオフとなるキャンペーンが適応されるとのことです。また、「楽天カフェ」でもタッチ&トライが可能となります。
【HUAWEI Mate S】
●OS:Android 5.1
●CPU:Hisilicon Kirin 935(オクタコア、2.2GHz+1.5GHz)
●画面:5.5インチ
●カメラ:1300万画素/800万画素
●RAM:3GB
●ROM:32GB
●バッテリー:2700mAh
●通信方式:
FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28
TDD-LTE:B40
UMTS:B1/2/4/5/6/8/19
GSM:850/900/1800/1900
●サイズ:約W75.3×H149.8×D7.2mm
●質量:約156g
(文/井上 晃)
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