■冷蔵庫の引き出しを自分で選択できる
日立アプライアンスは、冷蔵庫の下部にある2つの引き出しを「冷凍」「冷蔵」「野菜」の収納に切り替えられる2モデルの冷蔵庫を発表しました。通常モデルの「R-KW57K」が2月下旬に、続いて3月中旬に専用スマホアプリ「日立冷蔵庫アプリ」に対応する「R-KX57K」が発売される予定です。
今回登場した新モデルの最大の特長といえるのが、「ぴったりセレクト」。これは、通常、冷蔵庫の下部の引き出しは「冷凍庫」や「野菜室」と決まっているところ、ボタンの操作によって、それぞれの役割を自由に変更できるという機能です。
それぞれの生活スタイルに合った使い方ができるのが魅力な「ぴったりセレクト」。例えば、各地から取り寄せたおいしい食材は上段の「冷凍」に、大好きなお酒は下段の「冷蔵」に収納したり、時短用にまとめて買った冷凍食品は上段の「冷凍」に、同じく「冷凍」に設定した下段に作り置きを保存するなど。組み合わせ次第で、さまざまな使い方が可能になりました。
冷凍や冷蔵などを切り替えるときは、冷蔵室内にあるボタンから操作を行います。「野菜」の収納に切り替えるときは、「冷蔵」の「弱」に設定しましょう。
■大好評の真空チルド機能の「課題」を克服
日立の冷蔵庫といえば、真空で密閉保存して肉や魚の鮮度を長持ちさせる「真空チルド」が大好評。とはいえ、利用者からの「容量が少ない」という声が多かったのも事実でした。
そんな声に応えて新搭載したのが、冷蔵室棚の食品をチルド温度約2度で保存できる「まるごとチルド」です。チーズなどのチルド食品の収納スペースが棚全体に広がることで、「収納が少ない」という悩みが解消されました。
さらに、肉や魚の保存に適した「特鮮氷温ルーム」も装備。肉や魚を凍らせない約-1度の温度設定と、食品に直接冷気を当てない間接冷却により乾燥を抑えます。刺身などは3日間、加熱調理用の肉や魚は7日間、鮮度を守り、凍結による風味や食感の劣化を抑えます。
実際に、3日間ラップなしで保存したハムや刺身などを、過去のモデル(2017年度製品 R-K40H)と状態を比較したところ、明らかに違いが見られました。