■2万円台ながら、しずく型ノッチの大画面ディスプレイを搭載
まず、ディスプレイは約6.21インチで、アスペクト比が19.5:9の縦に長い液晶ディスプレイを採用。画面上部のインカメラ搭載部は、小さなしずく型のノッチ(切り欠き)になっており、89%という画面占有率を実現しています。解像度はフルHD+(2340×1080ドット)。写真や動画、ゲームを楽しむには十分なスペックといえるでしょう。
背面は特殊な素材とコーティングを施すことで、セラミックのような手触りを実現。さらにエッジ部に3Dカーブを施し、手になじみやすい形状になっています。背面にはダブルレンズカメラと指紋センサーを搭載。なお、インカメラによる顔認証にも対応しています。
■アウトカメラ&インカメラのどちらもAIに対応
カメラは、背面のダブルレンズカメラは1300万画素と200万画素のダブルレンズカメラで、背景ボケ撮影も楽しめます。AI(人工知能)による被写体・シーン認識にも対応し、22のカテゴリー、500以上のシーンを認識し、自動で最適な撮影設定が行われるとのこと。
インカメラは1600万画素で、なんとインカメラもAIによる8種類のシーン認識に対応。人物がきれいに撮れるように機能しつつ、背景を生かすことができます。シングルレンズながら背景をぼかす撮影もできます。
■2万円台とは思えないほどに独自機能も充実
ほかにも、気になる物にカメラをかざすと、それと同じもしくは類似する商品が購入できるオンラインショッピングサイトにアクセスできる「AI Vision」、最大8台のスマホ(ファーウェイ製の対応機種に限る)で音楽を多重再生できる「HUAWEI Party mode」など、先進的な独自機能も備えています。3400mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、電池持ちの良さも期待できそうです。
CPUはHUAWEI Kirin 970(最大2.2GHzのオクタコア)、RAMは3GB、ストレージは32GB。最大512GBのmicroSDカードも装着できます。国内3大キャリアのネットワークに対応し、VoLTEにも対応(au VoLTEは発売と同時に提供予定のソフトウエアアップデートが必要)。DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しています。
価格的には、スマホにさほどの性能を求めないライトユーザー向けという印象ですが、写真を撮ったり、SNSをチェックしたり、動画を見たりすることが多い人も満足できそうな仕様です。“”安くて満足が高いスマホが欲しい!” そんな、欲張りさんは要チェックですよ!
>> ファーウェイ
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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