金属の王様である「プラチナ」を社名に冠するプラチナ万年筆の創業は1919年。「王者の万年筆」を実現させたいという思いで、初めてプラチナ(Pt)製ペン先を搭載した万年筆を誕生させたのは1976年のことでした。
そして今年は、同社の創業100周年を迎えます。それを記念して誕生したのが、限定モデル「Century “THE PRIME”」です。
リリースされるのは「プラチナ仕様」と「シルバー仕様」の2タイプ。デザインベースとなるのはもちろん1967年発売の万年筆「プラチナ・プラチナ」で、「プラチナ仕様」は、プラチナ素材ペン先を同社の代表モデルである「#3776 CENTURY」のペン先フォルムで再現しています。
また、当時の「プラチナ・プラチナ」はボディに銀無垢を使用していましたが、「プラチナ仕様」モデルではペン先だけでなくボディにまでプラチナ素材を使用し、装飾技術の粋を極めた精緻な二重格子柄を再現しました。
「シルバー仕様」のペン先には、「#3776 CENTURY」に搭載の14金ペン先ロジウムフィニッシュ仕様を採用。こちらはボディに銀無垢を使用し、精緻な二重格子柄と、さらに柄の溝に墨入れをすることで、当時の外観を彷彿とさせるスタイルに仕上がっています。
どちらのモデルにも最新のペン先技術とプラチナ万年筆開発の完全気密「スリップシール機構」を搭載。新旧の技術が結集した見た目も美しい1本は、世界限定2000本の発売。ボディ背面上部には、限定の証でもあるシリアルナンバーを刻印しています。
これにカートリッジインク、瓶インク、コンバーター、オリジナルペンスタンド、100周年記念ブックを同梱し、専用の化粧箱入りで、価格は100万円(税別)。
簡単に手が届く価格ではありませんが、この究極の1本は、万年筆ファンならきっとほしくなってしまうに違いありません。
>> プラチナ万年筆「Century “THE PRIME”(センチュリー ザ・プライム)」
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(文/&GP編集部)
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