■トレンドを踏まえつつ、シンプルなデザイン
「TONE e19」に実際に触れてきましたが、1万9800円とは思えない端末でした。ディスプレイは5.93インチの大画面で、画面上部にノッチ(切り欠き)を設けた流行りのデザインを採用。ノッチには800万画素のインカメラを搭載し、顔認証にも対応しています。
背面は、すっきりとした白いパネルで、さらりとした手触り。1200万画素+500万画素のデュアルカメラを搭載し、指紋センサーも備えています。
CPUはミドルレンジのSnapdragon 450(1.8GHz オクタコア)で、RAM(メインメモリ)は3GB、ROM(内蔵ストレージ)は32GBという構成。ファーストインプレッションとしては、タッチレスポンスは滑らかで、ストレスなく操作できるように感じました。バッテリー容量が4000mAhなので、電池持ちの良さも期待できます。さらに、トーンモバイル端末としては初めて、2枚のSIMを挿して同時待ち受けができるDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)に対応しています。同時に使えるのはLTE+3Gですが、海外渡航時に海外用のプリペイドSIMを追加できることはメリットと感じる人も多いのではないでしょうか。
■AIを安心・安全のために活用
トーンモバイルは、新端末「TONE e19」の発売に合わせて、従来から提供している安心・安全サービスを強化することも発表しました。AIを用いた「TONE あんしん AI」というサービスで、スマホを安全に使うための設定が、より簡単にできるようになるとのこと。
例えば、トーンモバイルは、子どもがあらかじめ設定した場所に出入りすると保護者に通知が届く「ジオフェンス」という機能を提供しています。「TONE あんしん AI」では、子どもの行動状況が解析され、ジオフェンスに登録すべき場所が提案される仕組み。さらに、ジオフェンス内で許可するアプリを設定できるようになり、“学校では不要なアプリを使わせない” という設定も行えます。子どもが歩きスマホをしていた場所を検知し、その場所ではスマホを使えないようにするといった設定もできるそうです。
なお、この「TONE あんしん AI」、当初は「TONE e19」だけが利用できますが、今後、従来モデルやSIMサービス「TONE SIM(for iPhone)」にも順次対応予定。
春の卒業・入学シーズンを機に、子どもにスマホを持たせようと考えている人は選択肢に加えてみては。コスパを重視する大人も検討の価値アリですよ!
>> トーンモバイル
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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