現在は、アディダス専属アドバイザーとして“日本人を速くするために”をコンセプトに「adizero takumi」シリーズの開発を行っている。
新モデルの最大の特徴は、4年の歳月をかけて開発しMim-Lite MESH X(ミムライト メッシュ クロス)と名付けられたアッパーのメッシュ素材。ミッドソールに使われているBOOST™フォームが持つ反発性を無駄なく推進力へと変えるために必要な“保形性”の向上を達成するために作られたものだ。
従来の素材で、その保形性を実現しようとするとしなやかさ、軽量性、通気性を保つことができなかったという。
何度も試作とテストを重ねて三村氏が納得できるものに仕上がったMim-Lite MESH Xにより、走行中のシューズの形状変化にも対応する安定したフィッティングを実現。長距離走行において、履いた瞬間から最後の一歩までフィット感が持続し、シューズ内の“足の遊び”による力の伝達ロスを防げるようになったとのこと。
「adizero takumi sen boost 2」はサブ3ランナー向けのレーシングモデルで箱根駅伝の連覇を目指す青山学院大学駅伝チームのメンバーが着用する予定。新シューズによる快走にも期待したい!
(文/神津文人)
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