1987年に発売された「スマッシュ」は、先行して発売されていた製図用シャープペン「グラフ1000」のスペックを踏襲し “タフに使える一般向けシャープペン” をコンセプトに開発されたものでした。キャラクターものや100円という低価格シャープペンが人気を博していた当時、1000円の一般向けシャープペンというのは、 異色な存在でした。
しかし、「スマッシュ」はグッドデザイン賞「教育用品部門」の大賞を受賞。その後、マイナーチェンジも行われず、当時の姿のままで今も発売されています。実はこの「スマッシュ」、近年ではその書き心地や見た目の格好良さがSNSで話題となり、中高生を中心に人気が高まり、1000円という価格でありながら、爆発的なヒット商品へと成長。中高生からの要望を反映し、満を持して0.3mm版も発売されることになりました。
「スマッシュ／0.3mm・0.5mm」（各1000円／税別）は “シャープペンの心臓部” ともいえる、 芯をつかんでカチカチと繰り出す役割の「チャック」に金属を採用。また、ペン先部分とグリップが一体化した「先金（さきがね）」を用いているため、 使っているうちにペン先が緩むこともありません。
製図用シャープペンから引き継がれた「こだわりのプロ仕様」が、時代を経てますます輝きを放っています。
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（文／＆GP編集部）
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