スマホ初の4K有機ELを搭載した「Xperia 1」は今夏発売!【MWC19】

アスペクト比が21:9の長いディスプレイを搭載し、縦向きでは画面を2分割するマルチタスク操作が快適に行えたり、横向きではゲームや映画をワイドスクリーンで楽しめるというのが特徴。しかも、ディスプレイは、スマホでは世界初の4Kの有機ELです。

▲Xperia 1は初夏以降に日本を含む国・地域で発売される。価格は発表されなかったが、関係者に聞いたところ「950ドル程度になると予測される」とのこと。MWCの同社のブースでは実機を試すことはできないものの、Xperia X1を用いたさまざまなデモンストレーションが披露された

Xperiaシリーズのスマホは、従来からソニーがコンシューマー向けのテレビやデジカメなどの開発で培った技術を応用しています。Xperia X1では、そこからさらに進化して、放送局や映画製作の現場などで広く採用されているプロフェッショナル向け機器の技術まで取り入れたことが特徴です。

▲従来からソニーのテレビ「BRAVIA」の高画質化技術が採用されていたが、新たに映画製作の現場で用いられるモニターの技術まで応用

▲Netflixなどを見るときに、製作者の意図する画質を選択できる。記憶色を優先するモードも選択可能

▲「FORTNITE」など、人気のゲームタイトルも21:9に対応

▲映画を撮るために高性能ビデオカメラの技術も取り込み、スマホで映画のような趣きのあある色調で動画を撮影することもできる

 

■瞳AFをサポートするトリプルカメラも魅力

背面に搭載されたカメラは、12メガピクセルのトリプルカメラ。焦点距離を16mm、26mm、52mm(35mm換算)に切り替えて撮影でき、デュアルフォトダイオードを搭載するイメージセンサーにより、暗い場所でも明るく撮れることが利点。さらに、スマホでは初めて、瞳を検出してオートフォーカスする「瞳AF」にも対応しています。

▲アウトカメラは16mm/F2.4 + 26mm/F1.6 + 52mm/F2.4という構成で、26mmレンズと52mmレンズは光学式手ブレ補正に対応。インカメラは8メガピクセル

▲瞳AFは、人の目を認識してフォーカスを合わせ続ける技術。顔を認識する従来のAFよりも細かいところにまでピントを合わせられる

▲業務用カメラ「VENICE」を手がけるチームが監修した新機能「Chinema Pro」を搭載。好みの色相を選択して4K HDR 24fpsで撮影できる

 

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