ペットにする? “踊るスピーカー”が待ち遠しい!

Smart Bluetooth Speaker「BSP60」

Smart Bluetooth Speaker「BSP60」

ソニーモバイルが開発中のこのスピーカーの名前は、Smart Bluetooth Speaker「BSP60」。3月2日〜5日にスペイン・バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2015(以下、MWC)」に出展され、世界中のメディアから注目を集めていました。日本の取材陣からは「ガンダムに出てくるハロみたい」「Rolly(ソニーが2007年に発売した、音楽に合わせて動くスピーカー)の再来?」といった声も聞かれました。筆者の第一印象は、かわいい“デジタルペット”。「OK!スピーカー」ではなく、愛称を名付けて呼びたくなるほど、かわいいんですよ(笑)。

「BSP60」の最大の特徴は、ボイスコマンドで操作できること。スピーカー単体で音声を解析するわけでなく、スマホを経由してクラウド上の音声解析データベースに接続し、スマホアプリに登録されている情報などを読み上げる仕組みだそう。ソニーモバイル製のウエアラブルデバイス「SmartBand Talk」と同じOSを採用しており、スマホの子機として、ハンズフリー通話をすることもできます。

SONYSmartBluetoothSpeakerBSP60

MWCの会場では、本体上部にある2つの耳のようなディフューザーが開き、音楽に合わせて、赤や青で光るデモが披露されました。底面にはローラーが付いていて、約30cm四方を動ける機能もあるそうです。残念ながら、まだ開発途中のため、動き回る姿は拝見できなかったのですが、完成したあかつきには、茶目っ気のある動きを見せてくれるのではないかと思います。耳を動かしてしゃべるだけでも、思わずニンマリしてしまうほど、かわいかったですから(笑)。

直径は100mmで、重さは約349g。NFCを搭載し、Xperiaシリーズのスマホとはタッチだけでペアリングできます。液晶モニターはタッチパネル仕様になっています。発売時期や価格は未定ですが、ソニーモバイルの担当者によると、日本では夏頃の発売を目指しているそう。音声操作でほかにどんなことができるのか? 声で動きを制御できるのか? そのあたりの詳細についても、いずれ明らかになるはず。楽しみにして待ちましょう!

(文/村元正剛)

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