ネスプレッソに対抗馬 UCCから「DRIP POD」登場

カプセルは1杯あたり約68円で日常的に楽しめる「dailyシリーズ」全5種のほか、1杯あたり約75円〜162円の「premiumシリーズ」全10種、1杯702円〜2160円というかなりスペシャル感のある「specialtyシリーズ」全5種(数量限定)、さらに業務用全3種を加えたトータル23種を用意する。23種類のカプセルの中にはコーヒーだけでなく、カフェインレスコーヒー1種や紅茶2種、緑茶1種も含まれている。カプセル式コーヒーの1杯あたりの価格は50円〜100円程度が主流の中で、最も高いカプセル(「ブルボンポワントゥ」)の1杯あたり2160円というのはかなり思い切った価格だ。

レギュラーコーヒーの品質とおいしさにとことんこだわっているというUCC上島珈琲代表取締役社長の上島昌佐郎氏は、「コーヒーはエスプレッソやドリップなどいろいろな楽しみ方ができるが、本当のおいしさを味わえるのはドリップだと確信している」と語る。DRIP PODはコーヒーの味にこだわる専門店のハンドドリップの手法を研究し、それをマシンとして再現したとのことだ。

抽出ボタンはコーヒー、紅茶、緑茶用の3つが用意されており、コーヒーは約90度、紅茶は約92度、緑茶は80数度の温度で抽出するとのこと。各カプセルには最適な抽出量を示す1〜5までの目盛りが付いており、それに本体の目盛りを合わせて抽出することで最適な温度、量のコーヒーや紅茶、緑茶を楽しめる。抽出量は目盛り1が70ml、2が100mlで、3(120ml)から7(200ml)までは20mlずつ増えていくという。お薦めの量が3(120ml)でも、濃いめが好きなら1や2、薄めが好きなら4や5といったように量を調節できるのはうれしい。DRIP PODはUCCが従来から販売している「エコポッドシステム」(1杯あたり約41円〜)との互換性もある。日々はリーズナブルなコーヒーや紅茶を楽しみながら、特別な日にスペシャルなコーヒーを楽しむ……そんな使い方も良さそうだ。

UCC 上島珈琲
UCC DRIP POD
実勢価格1万9440円
http://www.ucc.co.jp/drip-pod/

(文/安蔵靖志)

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