2画面、5カメラ、触れずに操作…。最先端を突き進むLGの最新スマホ【MWC19】

V50 ThinQの最大の特徴は、次世代の高速通信「5G」で使えること。海外では、今年が「5G元年」と呼ばれており、このV50 ThinQは、まずアメリカのSprint向けの5G対応の第1弾モデルとして発売されることが決まっています。日本で5Gの商用サービスが始まるのは2020年なので、もし今年、このモデルが日本で発売されたとしても5Gは利用できません。ですが、5Gだけでなく4Gでも使える仕様になっているので、発売される可能性がゼロというわけではありません。

▲5Gモデルとして発売されるが、残念ながら日本のキャリア名は発表されなかった

高速通信・低遅延といった5Gのポテンシャルに合わせた機能も搭載しています。それが「LG Dual Screen」という機能。V50 ThinQは6.4インチ(3120×1400ドット)の有機ELディスプレイを搭載していますが、同サイズのディスプレイが付いているケースに取り付けることで、“2画面スマホ” に変身するんです。

▲ディスプレイ付きのケースが別売またはセットで販売される予定

▲ケースに入れて折りたたんだ状態

2つの画面で異なるアプリを起動したり、それらのアプリ間でファイル共有を行ったり、ゲームをする時に1つの画面をコントローラーとして使えたりと、用途はいろいろ。サムスンやファーウェイは、ディスプレイが折り曲がるスマホを発表して大きな話題となっていますが、LGの “画面を追加して、折りたたんで持ち歩ける” というアプローチは実用的で、耐久性の面でも安心できるように思えました。

▲追加された画面にゲームのコントローラを表示できる

前モデル(とっても日本未発売ですが)のV40 ThinQは背面に3つ、前面に2つの合計5つのカメラを搭載していることがセールスポイントでした。そしてV50 ThinQにも引き続き、5つのカメラが搭載されています。

背面のトリプルカメラは広角・標準・望遠という構成で、好みの画角で写真を撮影可能。しかも、一度に3つのカメラで撮影し、あとで最も見栄えがいい写真を選ぶといったこともできます。ちなみにDual Screenを使うと、その作業をより簡単に行えます。前面カメラは8メガピクセル(標準)+5メガピクセル(広角)です。

▲ちなみに背面カメラは12メガピクセル(標準)+16メガピクセル(広角)+12メガピクセル(望遠)という構成。撮りたい構図に合わせて、レンズを切り替えられる

▲Dual Screen利用時は、3つのカメラで撮れる写真をプレビューできる

 

【次ページ】画面に手を触れずに操作できる“Air Motion”

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