初代ホームスターの画期的だった点は、まず世界で初めて家庭用に「光学式投影」を採用したこと。
球体に開けた穴から漏れる光を投影する「ピンホール式」が主流だった当時、星の正確な位置と明るさに応じて穴を開けた「恒星原板」に光を当て、レンズを通して投影するという業務用と同じ「光学式」を採用。
これにより、4Kテレビと同等の鮮明で正確な星空を再現することに成功した。
また、もうひとつの革新的な技術は、当時まだ普及していなかったLEDを光源としていち早く採用したこと。これは業務用のプラネタリウムにも先駆けたことで、この技術は後に大平技研の手掛けた業務用プラネタリウム「MEGASTAR」に応用されるようになった。
そんなホームスターは、人々を驚かせる新モデルを次々に発表してきた。主なものを挙げてみよう
- 約12万個の星を投影できるシリーズ最上位モデル「HOMESTAR EXTRA」(2008年)
- 防水仕様で風呂でも使える「HOMESTAR AQUA」(2010年)
- 光学式投影にデジタル動画を掛け合わせた家庭用では世界初のハイブリッド式「HOMESTAR earth theater」(2012年)
- 約6万個の星を投影し流星や日周運動機能付きの現在のスタンダードモデル「HOMESTAR Classic」(2013年)
- 手に取りやすい価格のエントリーモデルながら光学式で約1万個の星が投影可能な「HOMESTAR Lite」(2013年)
……など。この他にも、多くのモデルやコラボ商品を発表している。
10周年記念商品の「ホームスタークラシック サンライズオレンジ」は現在のスタンダードモデルであるホームスタークラシックの限定カラーバージョン。
さらに、このホームスター、快眠に効果があることが実験により証明されたそう。
健康な男女に15日間、平常の睡眠と「HOMESTAR AURORA」(2012年発売)を投影しながら就寝した時の睡眠を脳波分析と心理的調査により比較検証したところ、入眠までの時間は平均で約30%改善、質の良い「除波睡眠(ステージ3~4)」の時間が平均で30%向上、覚醒時の快適度が平均20%向上するという結果に。
つまり、ホームスターで投影した満天の星空のもとで眠れば、深い眠りと快適な目覚めを手に入れることができるというわけだ。
癒しの効果抜群のホームスター、日々お疲れのあなたに、もしくは大切な人への贈り物にいかがでしょう。
(文/&GP編集部)
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