直径約5cmで重さ31g、薄い円板状のカタチは一見スリムな巻き尺といった趣きですが、使い方は従来のメジャーとは全く異なります。まず本体を挟むように持ち、側面のラバータイヤを測定したい部分に当てたら、あとはタイヤを走らせるようにして転がすだけ。測定したい部分に沿わせて転がせるから、曲線でも立体の上でも正確な数値が測れるというわけです。
仕組みを聞けばなるほどと思うものの、予想外にプリミティブな原理に、つい「本当に正確に測れるの?」と訝しんでしまいますが、「ROLLOVA」では工業用のグレードの高いポテンショメータ(回転角や移動量を電圧に変換する精密機器)の搭載により、誤差0.4%未満という驚きの高精度を実現。
これなら家庭内でのちょっとした計測はもちろん、DIYや洋服作りなど、本格的なモノづくりにも役に立ちそうです。
数値表示は視認性のよい有機EL液晶で、メートル表示とインチ表示の切り替えもワンタッチ。動作は内蔵するボタン電池で行い、最大測定距離は10m、待機時間の目安は約2年となっています。
また測定をスタートさせたい位置に直接ラバータイヤを当てられないような状況に備えて、本体半径分の長さを自動でプラスする“オフセットモード”も搭載するので、「壁面から壁面までの距離を測りたい」なんてときも問題なし。専用本革ケースや液晶保護フィルムも付属するので、携帯にも便利です。
なおGREENFUNDINGでは3月20日現在、単品販売(1万1800円〜)のほかに2個セット(2万3000円)、3個セット(3万3700円)の複数セットも用意。リターンの配送は6月を予定しています。
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(文/&GP編集部)
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