キングジムといえば、ポメラなどキーボード付きデジタルメモのヒットで知られる文具メーカー。もちろん同社初のPCとなる。後発だからギミック優先でやったのでは?という先入観で見てしまいそうだが、目指した方向はハッキリしているようだ。
「持ち歩けるサイズ」「フルサイズキーボード」「Windowsマシン」という3つの要素を満たしたギアの決定版はなかなか見つからないのではないだろうか。キングジムの狙いはまさにココ。“毎日仕事に使えるツール”だ。それは同社が開発する文具と同じなのである。
ざっとその特徴を見ていこう
- 持ち運び時はA5サイズのコンパクトさ
- 広げるとフルサイズになる「スライドアークキーボード」
- 約830gと軽量なボディ
- HDMI、VGA、USBの各端子、SDカードスロットを装備
- Windows 10、Office Mobileインストール済
- 約5時間駆動する内蔵バッテリー
- モバイルバッテリーで充電可能なmicro USB充電ポート
この特徴だけを見ても「こんなモバイルがあったらいいな」の要素を詰め込んであることがわかる。
気になる価格は9万円前後。発売は2016年2月12日だ。さあ、どうする! 次回はより詳しい使い勝手をレポートしたい。
【キングジム PORTABOOK 】
品番:XMC10
価格:オープン(想定価格9万円前後)
OS:Windows 10 Home 64ビット
CPU:Intel Atom x7-Z8700/1.6GHz
メモリ:2GB
ディスプレイ:8型TFTカラー液晶/1280×768ドット
通信機能:無線LAN、Bluetooth4.0+EDR
キーボード:キーピッチ18mm(ヨコ)、15.5mm(タテ)
インターフェイス:HDMI出力端子、VGA出力端子、USB2.0、SDメモリーカードスロット、ヘッドセット/ヘッドホン端子
バッテリー:内蔵リチウムポリマーバッテリー、駆動約5時間、充電約3時間
サイズ:折りたたみ時約W204×H34×D153mm
重量:約830g
(文/&GP編集部)
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