「1/6 ワンシックス」は、ISSEY MIYAKE WATCHプロジェクトの18番目のモデル。これまでグローバルに活躍する名だたるデザイナーとコラボしてきた。今回デザインを手がけたのは、NYを拠点にコンセプチュアルなデザインを生み出し、国際的なアワードを多数受賞する田村奈穂。
その田村氏はデザインコンセプトを次のように語る。
「我々はかつて手で道具を使い、物を計り研究し多くの新しい発見をしてきました。現代では多くのものがデジタル化され、必要な情報が瞬時にわかるようになりました。それは便利さと引き替えに、発見する喜びや経験を積む感動を手放すことになりました。携帯というデバイスが日常のものになり、滑り過ぎていく時間を過ごす時代だからこそ、確実に刻まれてゆく『時』を感じる時計が欲しかったのです」
6時位置の大き目のりゅうずは、上皿秤の目盛りを合わせる調整ねじがモチーフ。2層構造によりあえて深さを演出した文字盤と、細かい目盛をなぞるように時を刻む長い針は、古い計測器をイメージしている。
セイコーの精緻な技術と、秤という古い道具の持つ機能美を受け継ぐ「1/6 ワンシックス」は、レトロで懐かしい独特な佇まいだ。
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(文/&GP編集部)
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