グローバルフィットネスブランドのリーボックは、歴代の名作を中心に展開するリーボックのカジュアルライン・Reebok CLASSIC(リーボック クラシック)において、「INSTAPUMP FURY(インスタポンプフューリー)」のオリジナルカラー2色を、発売25周年を記念して復刻発売しました。
「INSTAPUMP FURY」は、1994年にランニングシューズとして発売され、今もリーボックの最も代表的なモデルとなっています。今回の復刻モデルは「INSTAPUMP FURY OG」(1万9440円)。
かつてリーボックに存在した精鋭揃いのスペシャルチーム RAC(リーボック アドバンスド コンセプツ)によって開発され、1994年に発売されたブランドのもっともアイコニックなモデルです。
この世に存在するどのシューズにも似ていないデザインを生み出すために、極めて野心的なコンセプトを掲げて進められて完成した1足が、今年で誕生から25周年を迎えます。
発売から25周年を記念して、当時のデザイナーと営業・マーケティングの衝突から生まれた “シトロン” と “サックス” というふたつのカラーが復刻されました。
今回のメインビジュアルには、当時デザイナーであるスティーブン・スミスの他部署のメンバーに対する思いである「YOU DON’T GET IT DO YOU?(お前たちは何もわかってないね)」がメッセージとして書かれています。
そのメッセージの真意とは!?
80年代後半当時のスニーカー業界は、熾烈を極めていました。
ポンプ設備の一部であるエアチャンバーからヒントを得て生み出されたこのスニーカーに、マーケティング部の担当者は「色はブラックかグレイにできないか」とリクエストしてきたそうです。
デザイナーは、その夜にグレイのスプレーをこれでもかと塗りまくりました。出来上がったアイテムを見てマーケ担当者は喜んだのですが…。デザイナーは「わかってないな、まったくわかってない」とつぶやきました。
「スニーカーは、機能だけではない、デザインも含めて革新的でなければいけないんだ」
そういった開発者の思いが伝わるエピソードがいまも語られています。
結果として、“世の中に存在しないデザインを生み出す” というコンセプトを基にデザインされたスニーカーとして「インスタポンプフューリー」は誕生したのです。
なお、今回は「インスタポンプフューリー OG」に加えて、人気のサンダルタイプ「インスタポンプフューリー サンダル(インスタポンプフューリー サンダル)」、キッズモデル「バーサポンプフューリー(VERSA PUMP FURY)」もラインナップされます。
[関連記事]
80年代リーボックの隠れた名品がバルカナイズ仕様になって蘇った!
個性的なデザインが見逃せないリーボック2018年ラストモデル
(文/&GP編集部)
- 1
- 2