■ライカのトリプルカメラを搭載する「HUAWEI P30」
HUAWEI P30は、P30 Proの下位モデルですが、それでもなおかつ “超ハイエンド” と呼びたくなるほどの機能と性能を備えています。
約6.1インチの有機ELディスプレイの解像度は、P30 Proと同じ2340×1080ピクセル。CPUに7nmプロセスで作られたKirin 980(最大2.6GHz/オクタコア)を搭載し、メモリ(RAM)が6GB、ストレージ(ROM)が128GBというスペックもP30 Proと共通しています。
上位モデルとの最大の差分はカメラ。P30 Proは広角(約4000万画素)+超広角(約2000万画素)+望遠(約800万画素)+ToFカメラという4眼構成。一方、P30は、広角(約4000万画素)+超広角(約1600万画素)+望遠(約800万画素)という3眼です。ちなみにメインの約4000万画素センサーの大きさは、どちらも1/1.7インチで、光を取り込む効率を向上させたRYYBセンサーを採用しています。画質は、ほぼ同等と考えていいでしょう。インカメラは約3200万画素です。
いち早くHUAWEI P30を借りて試すことができたので、実際に写真を撮ってみました。
上位モデルのHUAWEI P30 Proは光学5倍で撮影でき、画質劣化が気にならないハイブリッドで10倍のズーム撮影を楽しめます。スタンダードモデルのP30はレンズの焦点距離が異なるため、光学3倍、ハイブリッド5倍というスペックになっています。さらにズーム倍率は30倍まで上げられ、30倍で撮っても画質がさほど粗くならないことも利点。遠くにある看板の文字が見えないといったときに、望遠鏡代わりにも活用できそうです。
バッテリーは約3650mAhで急速充電に対応。nanoSIMを2枚セットでき、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)にも対応しています。HUAWEI P30の市場想定価格は7万7880円(税込)。パリでの発表会では799ユーロ(約9万8500円)と案内されたので、日本では海外よりも安い価格設定になっているようです。