■3万円台でトリプルカメラを実現した「HUAWEI P30 lite」
例年、SIMフリー市場で大ヒットを記録している「P lite」シリーズの新モデルも登場します。5月24日に発売される「HUAWEI P30 lite」で、市場想定価格は3万2880円(税込)。
最大の特徴は、広角(約2400万画素)+超広角(約800万画素)+被写界深度測定用(約200万画素)のトリプルカメラ。3万円台のモデルながら、120度相当のワイドな画角で撮影でき、AIによって22種類のシーン・被写体を認識する機能も備えています。インカメラは約2400万画素で、AIによる8種類のシーン認識に対応しているので、自分の顔と背景を両方を生かすセルフィーを撮ったり、あるいは背景をナチュラルにぼかして撮影することもできます。
CPUにはミドルクラスのKirin 710(最大2.2GHz/オクタコア)を採用し、メモリ(RAM)は4GB、ストレージ(ROM)は64GB。DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)にも対応し、microSDを装着できるなど、使い勝手においても、これといった欠点が見つからない充実仕様。コスパの高いSIMフリースマホを求める人にとっては “大本命” となりそうです、
■トップが断言! アフターサポートには心配無用
米国による制裁が報じされていることもあり、ファーウェイのスマホはこれからも日本で買えるのか? 購入後のサポートを受けられるのか? と不安を感じている人もいるでしょう。
発表会の最後に、ファーウェイ・ジャパンのトップである呉波氏は「ファーウェイは米国商務省、安全保障局の決定に反対する。これは誰の利益にもならず、アメリカ国内の雇用にも影響を及ぼす。できるだけ早く解決策を見いだして、影響を減らしていく」と話しました。また、「Androidはオープンソースとして提供されており、ファーウェイはこれまでAndoidの成長に重要な貢献を果たしてきた。これからもユーザーによって、産業にとって、有益なエコシステムを発展させていく」と強調。日本で販売済み・販売中の製品については「今後のセキュリティアップデートやアフターサービスについて影響を受けることはありません。安心してご購入、お使いください」とアピールしていました。
日本のモバイル業界を長く取材している筆者にとっても、今回のような状況は初めて。事態がどう進むのかは展望しにくいのですが、今夏発売されるスマホについては大きな影響はなさそうです。スマホをデジカメ代わりに使いたい人、インスタ映えする写真を撮りたい人は、ぜひお店に行って実際にシャッターを押してみてくださいね。
>> ファーウェイ
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。