■約3万円でデュアルカメラ搭載の「moto g7」
6.24インチのフルHD+(2270×1080ドット)ディスプレイを搭載。CPUはSnapdragon 632(1.8GHz オクタコア)で、メモリ(RAM)が4GB、ストレージ(ROM)が64GBというミドルレンジモデルです。
アウトカメラは1200万画素(F1.8)+500万画素のデュアルカメラで、背景をぼかすポートレートも撮れます。また、4倍までは画質の劣化が補正される「ハイレゾズーム」も搭載しています。インカメラはシングルレンズ(F2.2)で800万画素ですが、背景をぼかしてセルフィーを撮ることもできます。
nanoSIM2枚とmicroSDを装着できるトリプルスロットを搭載し、国内全キャリアのLTEに対応。DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)にも対応しています。
カラバリはセラミックブラックとクリアホワイトの2色。Motoストア(モトローラのオンラインストア)での価格は3万800円(税抜)です。
■約4万円で高性能カメラを楽しめる「moto g7 plus」
「moto g7 plus」は、主にカメラの性能を強化した、moto g7の上位モデルです。
6.24インチのフルHD+(2270×1080ドット)ディスプレイを搭載し、CPUは、moto g7よりも少しだけ性能が高いSnapdragon 636(1.8GHz オクタコア)。メモリ(RAM)が4GB、ストレージ(ROM)が64GBという構成は、moto g7と同じです。
カメラは、アウトカメラが1600万画素(F1.7)+500万画素のデュアルカメラで、インカメラは1200万画素(F2.0)。アウトカメラには光学式手ブレ補正機能を搭載し、暗所撮影も強化されたので、明るくシャープな夜景も撮れます。
ほかに、27Wの急速充電により、15分で最長12時間分の充電ができること。ドルビーオーディオに対応したスピーカーを内蔵していることなどがセールスポイント。
カラバリはビバレッドとディープインディゴの2色。Motoストアでの価格は3万8800円(税抜)です。
■2万円台で5000mAhバッテリーを搭載した「moto g7 power」
「moto g7 power」は、スタミナが自慢のミドルレンジモデル。moto g7/g7 plus(どちらも3000mAh)よりも圧倒的に大容量の5000mAhバッテリーを内蔵しています。モトローラによると、平均的なユーザーの使い方で最長3日の電池持ちを見込めるそうです。
ディスプレイは6.2インチのHD+(1570×720ドット)と、ほかの2モデルよりも控えめ。CPUは、moto g7と同じSnapdragon 636(1.8GHz オクタコア)。メモリ(RAM)が4GB、ストレージ(ROM)が64GBという構成もmoto g7と共通しています。
カメラは、アウトカメラが1200万画素(F2.0)で、インカメラは800万画素(F2.2)。カメラのスペックはさほど高くはないので、カメラをよく使う人は、上位モデルのmoto g7/g7 plusを選ぶべきでしょう。
カラバリはセラミックブラックのみ。Motoストアでの価格は2万5800円(税抜)です。
■Pure Androidで、なおかつAndroidエンタープライズ推奨端末
モトローラのスマホは、ベーシックなAndroidをそのまま搭載する「Pure Android」端末で、最新のAndroid 9をプリインしています。操作性がシンプルでわかりやすく、新しいOSが公開された場合のアップデート対応が(おそらく)早いこともメリット。さらに、今回のmoto g7ファミリーは、グーグルがビジネス向け端末としてふさわしいと認証する「Androidエンタープライズ推奨端末」にもなっています。
発表会で実機に触れてきましたが、最も安いmoto g7 powerでもチープ感がなく、価格以上と思える手触り。動作性にもストレスを感じなく、これといった欠点が見えない仕上がりでした。今夏のSIMフリースマホ市場の目玉になるかもしれませんよ。
>> モトローラ
[関連記事]
Alexaにも対応した「Amazon Fire 7」が5980円~ってコスパ高すぎ!
名刺サイズの超小型スマホ「Palm Phone」はアリ?ナシ?
(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
- 1
- 2