急増する空気圧不足によるタイヤトラブルのリスクを軽減するために、タイヤの空気圧や温度をモニタリングするTPMS「ドライバーコンパス(受信機)」「ドライバーコンパス対応空気圧センサー」(価格は共にオープン)が、ソフト99コーポレーションから発売されました。
近年、空気圧不足やパンクなど、自動車のタイヤにまつわる路上故障件数が増加しており、平成30年においては一般道路で35.3%、高速道路では58.7%と故障部位別の発生率でそれぞれで第一位となっており、さらにその割合は年々増加する傾向にあります。(平成30年路上故障の実態調査結果 国土交通省調べ)
その背景にはドライバーの車両メンテナンスに対しての知識や意識の低下や、フルサービスのガソリンスタンドの減少などもタイヤを定期的に点検する機会減少に拍車をかけているのではないかと考えられています。
ある意味で、インターネットが招いた「情報のフラット化」が、技術の専門性を薄めた結果とも言えますね。
この現象は海外でも同様のようです。そこで、タイヤ空気圧の低下により発生する事故を回避し、さらに燃費の悪化、しいては無駄なCO2の排出を防ぐため、TPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)装着の義務化が海外では標準化してきています。
さて、「空気圧モニタリングシステム」とは、どんなものでしょうか?
使い方は簡単。ホイールに「ドライバーコンパス対応空気圧センサー」を取り付けます。ここから発信される情報をキャッチし、あらかじめ設定されたタイヤ空気圧の上限値・下限値、タイヤ温度の上限値のいずれかが超えると、アラーム音と赤い点滅で警告する仕組みです。
常時モニタリングすることで、空気圧が少しずつ抜けていくスローパンクチャーの早期発見にも有効です。
取り付けは車両のUSBポートに接続するだけ。受信機はフレキシブルワイヤーを採用しているので、USBポートの場所やスペースに合わせて取り付けることが可能です。
受信機本体裏側にはUSBポートが準備されているので、スマートフォンの充電に利用できます。
近い将来、ABSやエアバック同様に新車への安全装置としてのTPMSが、日本国内においても標準装備されていく必要性について議論が進んでいます。いまから備えて損はないですね。
>> ソフト99
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