「欲しいのはキーボードじゃなくてPC」という声が聞こえてきそうだが、実はこれ自体がPCなのだ。
「キーボードPC WP004」はパソコンとキーボードが一体化した、キーボード型デバイス。これさえあれば、テレビやディスプレイにつなぐだけですぐにパソコンとして利用できるというわけだ。
OSは最新のWindows 10 Home 32bitを搭載、CPUは消費電力を抑えたインテルAtomプロセッサー Z3735F、ストレージ容量32GB、メモリ容量2GB（DDR3L）と、サブマシンとしては十分なスペック。
本体手前にタッチパッドを配置しているので、マウスも必要ない。VGA、HDMIをはじめ、有線LAN、２つのUSBポート、microSDカードリーダーなどを搭載し、通常のノートパソコンに劣らぬ拡張性も備えている。
本体の表面積が広く放熱性に優れているため冷却ファンを搭載せず、ほぼ無音状態で稼働する静音性も特長だ。
さらに、大きな利点はやはりその重さ。現在のノートパソコンは最軽量のもので800ｇ弱とそれでも十分に軽いが、「キーボードPC WP004」は288gという軽さ。
もちろんモニターとつなぐケーブルも別途必要だが、それを考えても持ち歩きに便利であることは間違いない。
個人使いはもちろん、デジタルサイネージやPOS端末としての利用にも最適。モニターはそのままにPCのみ買い替えられコストも抑えられるため、教育現場やコールセンター向け端末など、膨大な台数を必要とする現場でも重宝されそうだ。
フルサイズ86キー、日本語キーボード。カラーはホワイトとブラックの２色。2016年1月中旬発売予定。
【キーボードPC】
型番：WP004-WH（ホワイト）・WP004-BK（ブラック）
プロセッサー：インテル® Atom™ プロセッサー Z3735F
キーボード：フルサイズ86キー 日本語キーボード
ストレージ容量：32GB
I/Oポート：カードリーダー microSD、microSDHC、microSDXC（最大64GB）
USB：フルサイズUSB2.0×2（Type A）
オーディオ：マイクロホン／ ヘッドフォン・3.5ｍｍ コンボジャック ×1
ディスプレイ： HDMI出力×1・VGA出力×1
その他：RJ45（有線LAN）ポート×1／電源ポート
システムメモリー：2GB（DDR3L）
無線LAN：あり(IEEE 802.11 b/g/n準拠)
Bluetooth®：あり(Bluetooth® 4.0 LE)
OS：Windows 10 Home 32bit
本体重量：約288g
本体サイズ：287mm(幅)*125mm(高さ)*26.5mm(厚み)
電源：5V 2A
※画像は英語キーボードですが、実際の製品は日本語キーボードになります。
（文／＆GP編集部）
- 1
- 2
