■インテリアに合わせて4色から選べる
「OK Google」と話しかけて、知りたいことを調べたり、聴きたい曲を聴いたり、家電を操作したりもできる「Google Home」はご存知ですか? Google Nest Hubは、そのGoogle Homeに画面が付いたもの。知りたい情報を音声だけでなく、画面での確認でき、「YouTube」も見られる。さらに「Googleフォト」に保存した写真を表示するフォトフレームとしても使える。そんな便利なデバイスです。
Google Nest Hubの画面サイズは7インチ(解像度は1024×600)で、フルレンジスピーカーを搭載。音声操作だけでなく、タッチ操作もできます。本体カラーは4色から選べて、いずれもインテリアに合わせやすい落ち着いた色合いで、背面にはファブリック素材が使われています。
話しかけるだけで、検索、カレンダー、マップ、YouTubeなどを利用でき、対応サービスも利用できます。「Sportify」の音楽を聴いたり、「radiko」でラジオを聞いたりできるのは、従来のGoogle Homeと同じですが、画面で再生中の曲名を確認したり、ラジオ番組を確認したりできるのは、ディスプレイがあるGoogle Nest Hubならではのメリットといえるでしょう。「Hulu」「U-NEXT」などの映像配信サービスにも対応します。さらに、スマートフォンの画面をキャストして、大きく映すこともできるそう。
■家族の声を聞き分けてくれる
Google Nest Hubには「ルーティン」という便利な機能があります。「OK Google おはよう」と話しかけるだけで、その日の天気やGoogleカレンダーに登録した予定、通勤ルートの交通情報などをまとめて知らせてくれる機能です。最大6人の声を聞き分けて、パーソナライズされた情報を教えてくれるので、家族でも1台を使い分けられます。「OK Google おやすみ」と話すと、目覚ましのアラームが設定され、部屋の照明が消えるといったルーティンを設定することもできます。
■デジタルフォトフレームとしても活躍
フォトフレームとして使う場合、「OK Google 京都の写真を見せて」と話しかけると、京都で撮った写真がスライドショーのように自動で切り替わって再生されます。しかも、Googleフォトに重複する写真やピントが合っていない写真がある場合は、それらは表示されない仕組みです。
Googleフォトには、人物やペットを認識して、自動で分類する機能があります。これを利用して、愛犬の写真だけを自動で表示するようにも設定できます。また、離れたところに住む家族などと同じ写真を楽しむ「リアルタイム共有アルバム」も楽しめます。
Google Homeと同じように対応のスマート家電も音声でコントロールできます。Google Nest Hubには、スマート家電の接続を確認し、操作できる「ホームビュー」という機能も追加されました。これまではスマホの「Google Home」アプリで設定し、個別のアプリを起動したりする手間がありましたが、より簡単に管理できるようになったわけです。
すでにGoogle Homeを使っていて、その便利さ実感している人は、Google Nest Hubがその便利さをバージョンアップしてくれること請け合いです。画面を必要としない場所にはGoogle Homeを設置し、キッチンやベッドルームにGoogle Nest Hubを置くといった使い分けも可能。
スマートスピーカーやスマートディスプレイをまだ使っていなくて、これから始めようと考えている人は、Amazonも「Echo Show 5」などのスマートディスプレイを販売しているので、比べてみるといいでしょう。
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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