まずは「GPD MicroPC」のスペックから。CPUは Intel Celeron N4100 Processorで、メモリは8GB、ストレージは128GB SSDを搭載。6インチ液晶は1280×720のH-IPSパネルで、落下衝撃に強い特殊ガラス “ゴリラガラス4” を採用しています。
こうしたスペックだけ聞けば「小さいけどなかなか使えそう」の一言で終わってしまいますが、「GPD MicroPC」で特筆すべきは、なんといっても豊富な接続端子です。
おなじみのUSB 3.0 Type-AやUSB 3.0 Type-Cに加えて、最大2TBのSDXCに対応するmicroSDカードスロット、有線LAN、HDMI、さらには懐かしのRS-232シリアルポートまで搭載。もちろんWi-Fi 802.11ac、Bluetooth 4.2のワイヤレス接続にも対応しています。
平成生まれにとってはいまいちピンと来ないかもしれませんが、例えば「RS-232」は20年ほど前まで大活躍していたインターフェイス(アナログモデムを繋いで、電話代を気にしながらネットにアクセスしていた時代の話です!)。
普通に考えたら「何に使うの?」という気がしますが、実はこの「GPD MicroPC」、基本的に業務用途を想定したもの。工場などでの組み込みマシンやサーバーの保守などではRS-232もまだまだ現役だそうで、そう聞けばこの小ささも拡張性の高さも、またWindows 10 Proを搭載しているのも納得です。
一般的なノートPCとして使うには物足りたいかもしれませんが、この小ささと軽さで「PCとしてしっかり動作する」のはかなり楽しく魅力的。よく見たら手前左隅にはストラップホールも付いていたりして、工夫次第でいろんな使い方ができそうです。
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(文/&GP編集部)
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