昨年も大きな話題となった熱中症。総務省消防庁調べによると、2018年5月から9月の熱中症による救急搬送人数は9万5137人と過去最多となりましたが、今年は6月23日の時点で昨年のペースを超えているそうです。
「まめに水分や塩分を補給したりしているけれど、それだけでは不安…」という人々のために、タニタより熱中症予防の指標となるWBGT(暑さ指数)などを計測し、管理できる黒球式熱中症指数計「TC-310」が登場しました。
「WBGT」とは暑さの厳しさを示す指数で、気温と湿度、日射や地面からの照り返しによる熱(輻射熱)を取り入れて計算されます。屋外と屋内ではそれぞれのWBGTを求める計算式が異なりますが、「TC-310」は頭についている黒球が屋外・屋内を自動判別してWBGTを計算してくれるのだそう。
「TC-310」は、この数値を計測して表示するだけでなく、Bluetooth通信でiPhoneに送信できるのが特徴。リアルタイムで変化する数値を確認して危険度を把握できるので、「高い数値になったから、屋内に入って水分補給しよう」とか、「この数値になったらスポーツを中断しよう」といった判断の参考にすることができそうです。
幅60×高さ112×奥行33mmというコンパクトサイズで、重さは約79g(電池含まず、吊り下げ用付属品含む)と軽量。小型の黒球式熱中症指数計でBluetooth通信が可能な商品は国内初だそう。
なお、「TC-310」は業務用として、気象や熱中症に関する研究機関や熱中症対策に取り組む自治体・企業などを対象に販売されるとのこと。一般家庭では購入できないようですが、類似品で同じようにWBGTを測定できる「TC-300」(※Bluetooth通信はできないため、スマホにデータを送ることはできません)は市販されているので、気になる方はそちらをチェックしてみてはいかがでしょうか。
>> タニタ
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(文/&GP編集部)
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