開発のきっかけは、プロジェクトリーダーの伊藤陽一さんがSony Startup Accelation Programでアパレル企業との接点を持つなかで、「ソニーのテクノロジーを使って衣類の快適性を上げることはできないか」と言われたこと。
インナーウエアの生地は、東レの協力の下、吸水速乾性を持つポリエステルを使用。柔らかな風合いの極細繊維で着心地が良く、ストレッチ性があり端末のフィット感や着用のフィット感を向上させ、フラットシーマ縫いで着用時のごろつきも軽減しています。サイズはメンズサイズでS・M・Lを用意。
メインターゲットはビジネスパーソンを想定しています。そのため、インナーウェアとして着用後、ジャケットを着用しても違和感がないことなどもテストされています。
温度調節のメカニズムは、車のシートクーラーやワインクーラーなどにも使われているペルティエ素子。これをウエアラブル用に新開発。ネーミングは、冷温から「REON」と名付けられました。
クラウドファンディングの達成はオールオアナッシング方式で、発売は2020年3月以降を予定しています。
インナーウエアのカラーはホワイトとベージュですが、反響によってはブラックなどの展開も考えていきたいといいます。クラウドファンディングが達成した場合、アパレル、雑貨店店頭、オンラインでの展開を検討しているとのこと。
「REON POCKET」は、2019年7月22日よりソニーのクラウドファンディングサイト「FIRST FLIGHT」にて支援募集を開始。支援プランは、「REON POCKET」本体1台にインナーウエア1枚がついたもので1万4080円など。クラウドファンディングの終了は2019年8月19日を予定しています。
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(取材・文/北本祐子)
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