「ili」は手の中に納まるシンプルで小さなスティック状のデバイス。使い方もシンプルで、中央の丸いボタンを押しながら話しかければ、瞬時に音声翻訳してくれる。
現在対応している言語は、日本語、中国語、英語。
実際に英語から日本語へ翻訳している様子を見ると、かなり自然でこなれた言葉と発音に変換されている印象。翻訳速度もスピーディで、スムーズに会話が進みそうだ。
音声は、人ごみの中でも聞こえるよう大音量でクリア。一般的な会話はもちろん、旅行に特化した辞書入りだ。なにより、ネット環境のない場所でも使えるのがいい。
「ili」は、米国シリコンバレーと東京の2拠点を持つログバー(Logbar)が開発。話題を呼んだ指輪型デバイス「Ring ZERO」に続き、「ili」も2016年1月にラスベガスで行われ世界が注目する家電展示会「CES Innovation Awards」にてウエアラブル部門を受賞している。
発売日や価格は未定だが、今年の夏には全世界で使用できるようになるとのこと。現在、旅行関連業などパートナーとなる事業者を募集中で、1月中の申し込みで2月より試用することができるそう。
今後の対応言語の拡大と一般の発売が待ち遠しいガジェットだ。
(文/&GP編集部)
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