空気の品質を見守る空気センサー「uHoo」は、9つの空気品質センサーを搭載し、空気の異常を察知した際に通知してくれるという新しいガジェットです。コンパクトながら、空気を見守る範囲はなんと50〜80㎡ほどと、一般的な小中学校の教室くらいの広さに対応するというから頼もしい限り。
センサーで感知するのは、TVOC(総発揮性有機化合物)、粉塵(PM2.5)、一酸化炭素、二酸化炭素、オゾン、気圧、温度、湿度、二酸化窒素の9種類。ちょっと耳慣れないTVOCとは、数多くの微量物質をまとめた総量のことで、シックハウス症候群の原因と指摘されているもの。厚生労働省では暫定目標値として400μg/立方メートルとされています。
PM2.5(微小粒子状物質)や二酸化炭素、オゾンが増加しすぎると健康に影響を及ぼしますし、一酸化炭素は増えすぎると中毒死する恐れがあります。
これらの空気の情報は、スマートフォン専用アプリ(iOS、Android対応)を介して確認でき、急激な変化など空気の異常があった場合には警告してくれるうえ、解決策のヒントも同時に教えてくれるのだそう。
使う人はヒントに従い、窓を開けて換気をしたり、ぬいぐるみを化学洗剤を使わずに洗濯したり、空気清浄機をオンにするといった対策が取れるのです。
また、スマートデバイスと自動的に連携する機能を持っており、AlexaやGoogleアシスタントなどで操作も可能。Googleスプレッドシートを使えば毎日の空気の状況を記録できます。
室温や湿度、気圧の変化もリアルタイムでスマホを介して確認できるため、留守番のペットや子どもの見守り用途としても使えそう。重さ265gと軽量かつコンパクトだから、オフィスや出張先のホテルの部屋などに持って行く、という使い方もできるでしょう。
8月25日現在、「uHoo」はクラウドファンディング・GREEN FUNDINGにて、日本市場向けに内部構造を再設計するためのプロジェクトを展開中。1台3万4496円より支援を受付中です。
部屋のニオイが気になる、喘息などを患っている、ペットを飼っているなど、部屋の空気が気になる人はチェックしてみては。
[関連記事]
空気の汚れが目でわかる、スマホで空気状態を確認できる加湿空気清浄機
これぞデザイン家電!デロンギの空気清浄機付きファンはまるでオブジェです
(文/&GP編集部)
- 1
- 2