振動+ノイキャン+パーソナライズで死角なし!? SkullCandy「Crusher ANC」が登場

▲“MOAB RED”と“BLACK”

▲お洒落な“BLACK/TAN”カラーもラインナップ

▲ヘッドバンド上部にHyteral素材を使い、ゴムのような弾性と強固なプラスチックで耐久性を向上している

見た目はお洒落なワイヤレスヘッドホンですが、中身は強烈な特許取得済みの3つの付加機能を搭載しています。

1つ目の機能は、音楽を体験する“センサリーベース”技術。音楽や映画の重低音成分に反応してヘッドホンがアコースティックな機構で振動する構造は“Crusher”シリーズではおなじみですが、「Crusher ANC」では反応する帯域を10-200Hzレンジに拡大。音楽やムービーに少しでも低音成分が含まれていれば、その響きを大きな振動にして世界観を引き上げます。

▲“センサリーベース”はレンジを10Hz-200Hzへと拡大

▲“センサリーベース”の調整は前機種のタッチパネルからスライダー方式に

そして「Crusher ANC」の名前にある“ANC”技術。これはいわゆる“アクティブ・ノイズキャンセル”です。いま大人気のノイズキャンセルヘッドホンでもあるのです。

SkullCandyのノイズキャンセルヘッドホンといえば「Venue」がハイコスパで人気ですが、「Crusher ANC」では新たにデジタルハイブリッドノイズキャンセルを採用。より広い帯域でノイズを消す機能を提供してくれます。左のイヤーパッドを2秒長押しするとモニター機能で外の音も聴けるようになっています。

▲デジタルハイブリッドアクティブノイズキャンセルを搭載

実際に「Crusher ANC」を装着して効果を試してみたのですが、電車や車の騒音にはしっかりノイズキャンセル効果アリでした。

そして3つ目が、今までにない新基軸の機能“パーソナルサウンド”です。これはスウェーデンのaudiodo社の技術を用いたサウンドの最適化技術になります。audiodo社は20年の歴史を持つ音響技術のソフトウェアライセンスを行う会社です。

▲新機軸の“パーソナルサウンド”

“パーソナルサウンド”はアプリを通した3分ほどの簡単なテストになりますが、医者による聴力テストと比較しても、かなり正確なんだとか。

▲スウェーデンaudiodo社のViceChairman JONAS LOFGREN氏

類似技術との大きな違いは左右個別に耳を測定すること。左右の耳の特性は、誰にでもあることで、この差を無くす事が重要なんだそうです。そして、測定結果を元に周波数補正や音量補正ではなく、独自の数学的アルゴリズムで補正します。測定したプロファイルはヘッドホン側に記録されるので、アプリを問わず使えます。なお、音が鮮明に聞こえるので、ヘッドホンの音量を上げる必要もなくなり消費電力も抑えられるという効果もあります。

▲”Skullcandy”アプリでカスタマイズできる

実際に“パーソナルサウンド”を試してみたのですが、測定は3分もかからず終了。僕は聴力には割と自信があったのですが、やはり左右の耳で少し差がありました(僕の左右耳の聴力差は専門家からみても驚くほど小さいとか…)。

▲左右の耳が個別にどう聞こえるかをテスト

そして“パーソナルサウンド”に合わせた音を聴いてみると、グラフ上では小さな違いでも音質差は結構ありました。中高域の音の粒立ちの良さ、明瞭感が上がり、これぞ本来の音源の音とハッキリ分かるほど。

▲左右の聴力の結果に応じてサウンドをパーソナライズ

正直言って、この“パーソナルサウンド”だけでも、高級ワイヤレスヘッドホンとして価値があると思えるほど効果抜群です。

「Crusher ANC」には他にも、ヘッドホンの紛失防止機能「TILE」を内蔵し、そしてBluetoothワイヤレスコーデックはAAC、aptX HDにも対応。48kHz/24bit伝送も可能と基本性能まで優秀です。

音楽を体験する“センサリーベース”技術はオンリーワン。“アクティブ・ノイズキャンセル”搭載だけでも、高級ワイヤレスヘッドホンとして通用する機能な上に、他社にはない“パーソナルサウンド”まである。

▲「Crusher ANC」は現存する全ワイヤレスヘッドホン最強候補!

ワイヤレスヘッドホンの高機能をすべて詰め込んだ「Crusher ANC」は、オールインワンの高級ヘッドホンとして大旋風を巻き起こしそうです!

>> SkullCandy

 


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(取材・文/折原一也)

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