■スマートウォッチとも併用できるシンプルなデザイン
wearaの最大の特徴は、存在感を主張しないシンプルなデザイン。各種センサーとバッテリーを内蔵した「CORE」にバンドを取り付けて、腕に巻く仕様です。装着時は、COREは隠れて見えず、バンドだけが見えるという趣向。フルオロエラストマー製の黒いバンドが付属しますが、オプションで用意されるバンドと交換することも可能。さらに、別売の「ウォッチプレート」を使うことで、市販の時計用交換バンド(18mm)を取り付けることもできます。
どんなバンドを選ぶかで自分らしさをアピールできるわけです。ディスプレイがなく、ブレスレットのような感覚で身につけられるので、Apple Watchなどのスマートウォッチと併せて使うこともできます。なお、プロダクトデザインは、グッドデザイン賞「BEST100」などを受賞した「NuAns」シリーズに引き続き、クリエイティブユニットのTENTが担当しています。
■専門家の監修で、日々の運動や睡眠を計測・分析
COREには、3軸加速度センサー、気圧・気温センサー、光学式心拍センサー、温度センサーが内蔵されています。バッテリーは155mAhで、連続動作時間は約1か月。月に1回充電すれば、ずっと身に付けていられます。
センサーで取得した活動・睡眠データは、スマホの画面で確認できます。しかも、ただ歩数や消費カロリー、心拍数などの数値が表示されるだけではなく、専門家の監修に基づくアドバイスも表示されるそう。特に力を入れたというのが睡眠分野。睡眠評価研究機構の白川修一郎氏が睡眠計測アルゴリズムを監修し、睡眠知識コラムも定期的に配信されるとのこと。
そもそも “予防医療” のために開発したとあって、計測データの精度や分析結果の信憑性には期待していいでしょう。
「日々の活動量を計測したいが使いたいスマートウォッチがない」、「睡眠をトラッキングしたいが電池が減るのが心配」、「自分が愛用している腕時計と併せて使いたい」。wearaは、そんなニーズに応える、新たな選択肢になるかもしれませんよ。
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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