「G1000」のポイントは、なんといってもUPS(無停電電源装置)の搭載。これは停電などで入力電源に異常が発生した際に、コンピューターなどに電力を供給する装置のこと。「G1000」は、停電を検知すると0.01秒以内でインバーター給電に自動で切り替わり、内蔵バッテリーを使って接続機器を駆動させます。つまり普段は、「G1000」を充電しつつ電力が必要な機器もつないでおけば、本体内蔵バッテリーに蓄電しながら、使用する機器に給電し、さらにそのまま備えにもなるのです。
本来の用途は、人が立ち入ることのできない場所や無人運用しなければならない場所にあるテレメータ装置、あるいは防災無線や構内放送、標準内蔵電池では対応できない長時間の電源バックアップなどを想定したものとのこと。ですが、家庭であればサーバやデスクトップPC、冷蔵庫や水槽、防犯カメラなど、常に給電しておきたい家電を介して設置しておくのがいいかもしれません。
そしてもうひとつ、頼りになるのが12端末に同時給電できる豊富な出力方法。
まずはおなじみACコンセントが4口。冷蔵庫や電子レンジなどの家電にも対応できる高出力、家庭用電力に近い安定した正弦波はパソコンなどの精密機器にも安心して使えます。
さらにこちらも定番のUSB-Aポート。5V~12V/3Aを2口、QC3.0 18Wを2口の合計4口備えます。 後者はQuick Charge 3.0対応で最大18Wの出力を提供、急速充電もOKです。
加えてUSB Type-Cポートを1口搭載、こちらは最大60Wの出力に対応するPD3.0対応で、PCなどへの急速充電が可能。さらにドローンやカメラ、照明などの充電に使える12V/10AのDCポートを2口、車載アイテムを愛用するなら重宝しそうな12V/10Aのシガーライターソケットを1口搭載。これら総勢12系統の出力が、すべて同時に使えるというから頼もしい限り。
バッテリー容量は圧倒の1182.72Wh(44.8V/26400mAh=3.2V/369600mAh)で、計算上は100Wの電化製品を11時間使える計算。家庭用コンセントを使った充電ならおよそ10時間でフル充電、他にシガーソケットを介してカーバッテリーからの充電にも対応。オプションのソーラーパネルを使ったの蓄電にも対応しています。
Makuakeでの発売価格は「G1000」のみの単品販売(15万1800円〜 10月17日現在)の他、本体に150Wソーラーパネルを組み合わせたセット(16万3680円〜 同)、オプション追加用の100Wソーラーパネル(1万6830円〜 同)などもラインナップ、リターンの発送は10月末予定です。
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(文/&GP編集部)
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