本機の最大の特徴は、光学3倍ズームに対応したアウトカメラ。一般的なスマホに使われるデジタルズームとは異なり、光学ズームでは画質を下げずに被写体をズームすることが可能です。また光学手ブレ補正もサポートしているので、ズームした状態でもブレずに写真や動画を撮影できます。
発表会場の壁にはASUSのマスコットキャラ「禅太郎」のミニ人形が設置されており、ズーム機能を試せるようになっていました。
こちらが通常の撮影。
こちらが3倍ズームでの撮影。
撮影した画像をアプリで表示し、拡大してみると、禅太郎の横に書かれた文字がハッキリと見えました。インテル入ってます。
また、接写での撮影も非常に良いと感じられました。被写体までの距離は3倍ズーム時で30cm、通常撮影時で5cmとなっています。ボカシを少し効かせた写真も撮影可能です。
さて、発表会場では、TwitterやInstagramで大人気の柴犬「まる」くんの飼い主、小野慎二郎さんが登場。フォロワー数200万越えのSNSの達人として、こうしたSNSで効果的な投稿をする秘訣を語ってくださいました。それは「キレイな画像」であることと、「求められるタイミングでアップする」ことだそうです。
小野さん曰く、「動物の写真を撮影する場合には、飼い主が近づいてしまうと表情が変わってしまうことがある。光学ズームで遠くから動物の表情を切り抜けるのは重要」とのこと。
また「一般的に、コンデジで撮影した画像はパソコンがないとSNSにアップしづらいが、ZenFone Zoomで撮影すればリアルタイムに画像をアップできる」と本機の魅力についても言及しました。
端末の側面には、カメラ重視のスマホらしくシャッターボタンが設置されています。スマホを起動した状態で長押しをすると、カメラアプリが起動するので急なシャッターチャンスにも慌てずに対応できます。また、半押しでピントを合わせられるので、画面をタッチすることによる手ブレも防げます。なお、シャッターボタンの横には、動画撮影用に録画開始ボタンも付いています。
ちなみに本機には、革製のストラップが付属しています。端末下部にある穴に通せば、いわゆる“カメラ持ち”の時に手が滑っても、落としてしまう心配はありません。
本機の発売はプレミアムレザーモデルが2月5日から、スタンダードモデルは2月中旬からです。価格は4万9800～6万8800円（税別）で、カバーと搭載するメモリのサイズによって変わります。
【ZenFone Zoom（ZX551ML）】
価格：4万9800～6万8800円（税別）
カラー：スタンダードブラック／スタンダードホワイト／プレミアムレザーブラック／プレミアムレザーホワイト
●OS：Android 5.0
●画面：5.5型フルHD（1920×1080ピクセル）
●CPU：2.33GHz、クアッドコア（または2.5GHz、クアッドコア）
●メモリ：4GB
●ストレージ：32GB／64GB／128GB
●外部メモリ：microSDXC（最大128GB）
●アウトカメラ：1300万画素（光学3倍ズーム／光学＋電子12倍ズーム対応）
●インカメラ：約500万画素
●バッテリー：3000mAh（取り外し不可）
●通信：
・FDD-LTE：Band 1／2／3／5／7／8／9／18／19／28
・TDD-LTE：Band 38／39／40／41
・W-CDMA：Band 1／2／5／6／8／19
・TD-SCDMA：Band 34／39
・GSM／EDGE：850／900／1800／1900MHz
・Wi-Fi：IEEE802.11a/b/g/n/ac
・Bluetooth：4.1対応
●サイズ：W78.84×H158.9×D5～11.95mm
●質量：約185g
※2.5GHzCPU＆128GBストレージモデルはプレミアムレザーブラック、プレミアムレザーホワイトのみ
※2.3GHz&32GBストレージモデルはスタンダードブラック、スタンダードホワイトのみ
（文／井上 晃）
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