歴史ある名門ブランドは、伝統的で重厚なデザインを長年保ち続けているが、ラミーはそれとは異なるスタンス。世界中の様々なデザイナーを積極的に起用し、常に新しいデザインや機能にトライしているのだ。そうしてこれまでに、多くのデザイン賞を受賞してきた。
近年の注目株は、2012年に発売したシリーズ「ラミースカラ」を手掛ける「sieger design(ジーガーデザイン)」。主にキッチンツールのデザインを手がけ、自身のアパレルブランドも展開するドイツの兄弟デザイナーが率いるデザイン会社だ。
2月中旬に発売される新作は、新定番となる「ラミースカラ ステンレス」とドイツの高級車にも採用されている特別色「カバンサイトブルー」の限定カラー。無駄をそぎ落とした優雅で高級感のあるデザインは実に現代的。
一方、ラミーらしい歴史あるデザインの代表格が、1966年に販売を開始した「LAMY 2000シリーズ」。「西暦2000年になっても通用するデザイン」をコンセプトに、デザイナーのゲルト・アルフレッド・ミュラーが手がけた製品は、そのコンセプトどおり今もなお人気を誇るロングセラーシリーズとなっている。
2016年は「LAMY 2000」が50周年を迎えるアニバーサリーイヤー。年間を通して新製品や限定色を多数予定しているが、2月初旬よりキャップレスローラーボールのボールペン「ラミー ティポ」の限定カラー「コーヒー」と「シャンパンゴールド」(ともに1836円)を発売。
発売当初の「アルミニウム×樹脂」のコンビネーションを復活させるなど、新しくも懐かしいモデルとなっている。
(文/&GP編集部)
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