キングジムの「ワールドスピーク」の従来モデルは、窓口業務などに最適な据置きタイプでしたが、「ワールドスピーク HYP10」は手のひらサイズのポータブルモデル。
対応する言語は、オンラインで155言語と豊富なので、地球上のあらゆる場所で活躍してくれます。また、オフラインでも英語・中国語などの主要な17言語(2019年11月現在)の翻訳が可能で、電波の届かない場所でも便利に使えそうです。
使い方もシンプルで、翻訳したい言語を選ぶときは、画面に表示された国旗から選ぶ方法のほか、音声での選択も可能。本体中央の「マジックホームボタン」を押して、たとえば「言語、英語と日本語」などと話しかけることで目的の言語を選択できます。
翻訳の仕方は、話したい言語の国旗に合わせて会話ボタンを押し、本体に話しかければその言葉を自動的に翻訳し、文章を表示すると同時に読み上げてくれます。会話ボタンを押し続ける必要がなくワンプッシュでOKなのも使い勝手のいい点です。複数の翻訳エンジンの中から言語によって最適なものを自動選択するため、非常に精度の高い翻訳が行えるのも特徴だそう。
さらに、よく使うフレーズ50件をお気に入り登録できる機能もあり、何度も同じフレーズを翻訳する手間も省けます。2500mAhのバッテリーを内蔵し、最大約30時間使用できるので、一日中充電を気にしないでいられそうです。
「ワールドスピーク HYP10」は本体が2万6000円(税別)で、グローバル対応SIMカード(1GB)が1万円(税別)、(3GB)が2万5000円(税別)、国内専用SIMカードが3万円(税別)。
グローバル対応SIMカード(容量使い切り)を利用すれば世界178の国と地域で使用でき、テザリング機能でスマホやパソコンを使うことも可能です。また、国内専用SIMモデル「HYP10-J48」は、国内ソフトバンク社のキャリア通信を使用し、2年間通信使い放題とのこと。
海外旅行で使うのはもちろん、国内の外国人旅行者に使用したり、言語学習に利用するなど、幅広いシーンで活用できそうです。
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(文/&GP編集部)
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