今年注目はWindowsスマホ! PCと連携する「VAIO Phone」

 

Windows 10 Mobileを搭載する端末は、Microsoftが提供するWindows PCとの互換性が抜群です。Officeのファイルを外出先で開く際などに活躍します。
P1010579
デフォルトのホーム画面はVAIOをイメージさせる黒色の背景。

P1010580
本機のボディはアルミニウム合金の削り出し。高級感があり、手に持った質感もなかなか良いです。

P1010599
会場には加工の工程についても展示されていました。また、安曇野(あづみの)工場で最終チェックを経てから出荷する「安曇野FINISH」が実施されるとこのこと。同社で生産するPCと同様の品質管理体制であることが強調されました。

 

P1010553
通信については、ドコモ回線が使えます。また、Windowsスマホとしては、初めてキャリアアグリゲーションにも対応しました。理論値での通信速度は下記の通りです。
・LTE-Advanced受信:225 Mbps
・LTE受信:150 Mbps
・3G受信:42.2 Mbps

 

P1010594

展示端末で地図を表示してみましたが、快適に表示されました。

P1010591

アウトカメラは約1300万画素で、普段使いには困らない程度の画質です。これはWindows搭載のスマホ全般に言えることですが、「フォーカス」のスピードは、すこしモッサリとした印象を受けます。

P1010524
さて、現在国内向けに販売されているWindowsスマホは、2~3万円台のエントリー向けモデルと、4万円台以上のミドルレンジモデルに分かれます。本端末は後者に該当します。

P1010549
CPUにはSnapdragon 617を搭載。話題の「Continuum」機能にも対応しています。

P1010612
「Continuum(コンティニュアム)」とは、「連続」を意味する言葉です。Windows 10 Mobileでは、端末をディスプレイと接続してデスクトップ的に使用できる機能を指します。

 

P1010620

Continuumを使用するには、「ディスプレイアダプター」が必要となります。スマホとアダプターの接続は無線のみですが、キーボードやマウスの接続は無線と優先で選べます。

なお会場では、VAIOが推奨するアダプターとしてActiontec社製の「ScreenBran Mini2 Continuum」が展示されていました。

 

P1010616
本機能で接続中には、端末側の画面をトラックパッド風に使うことも可能です。ただし、キーボード画面は表示されないとの説明だったので、ファイルを編集する際にはキーボードは別途用意する必要があります。

 

P1010532
本端末は名前に“Bis”と入っているように、「NTTドコモ」や「ダイワボウ情報システム」と組んだ法人向けの販売がメインとなります。しかし、ビッグローブ、楽天モバイル、一部量販店と組んで一般販売も行う予定。同社の公式オンラインサイト「VAIO STORE」でも取り扱います。

ここにきて続々と登場するWindows 10 Mobile搭載の端末。2016年は改めてWindowsスマホ市場が盛り上がるかもしれません。

 

P1010589
【VAIO Phone Biz】
●発売日:2016年4月予定
●想定価格:5万円台
●OS:Windows 10 Mobile
●プロセッサー:1.5 GHz+1.2 GHz、オクタコア
●ROM16 GB
●RAM:3 GB
●ディスプレイ:5.5インチFull HD
●無線WAN :
・3G(WCDMA):Band 1,6,8,11,19
・4G/LTE:Band 1,3,8,19,21
●無線LAN:
・IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠
・Bluetooth4.0準拠
・テザリング:Wi-Fi、Bluetooth対応
●SIMサイズ:micro
●NFC:非対応
●防水・防塵:非対応
●カメラ:約1300万画素/約500万画
●バッテリー:2800 mAh
●サイズ:約 W77.0 ×H156.1 ×D8.3 mm
●質量:約167 g

 

(文/井上晃)

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする

関連するキーワード